サツマイモ

サツマイモ(薩摩芋)は、ヒルガオ科サツマイモ属の植物。別名に、甘藷(かんしょ)、唐芋(からいも・とういも)、琉球薯(りゅうきゅういも)、とん、はぬす等がある。英語では「sweet potato」だが、ヤム芋に似ていることから「yam」とも呼ばれる。原産地は南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方とされる。

大航海時代にイタリアのクリストファー・コロンブスが1498年にベネズエラを訪れて以降、スペイン人あるいはポルトガル人により東南アジアに導入された。日本へはフィリピンのルソン島から中国を経て1597年に沖縄の宮古島へ伝わった。アジアにおいては外来植物である。中国(唐)から伝来した由来により、特に九州では唐芋とも呼ばれる場合が多い。

サツマイモは繁殖能力が高く窒素固定細菌との共生により窒素固定が行えるため痩せた土地でも育つ。従って、初心者でも比較的育てやすく、江戸時代以降に飢饉対策として広く栽培されてきた。暖地の場合、春に苗を植え付け、晩夏から秋にかけて収穫する。

日本における産地としては、鹿児島県・茨城県・千葉県・宮崎県・徳島県が全国のトップ5県である。この内、上位4県で全国の8割を占め、とりわけ鹿児島県は全国の生産量約81万トンの4割弱を産する。鹿児島は水はけの良い火山灰を含んだ土地が広がっており、栽培に適している。

デンプンが豊富で、エネルギー源として適している。また、ビタミンCや食物繊維を多く含み、加熱してもビタミンCが壊れにくいという特長がある。ブランドには、鹿児島県の知覧紅(ちらんべに)・安納芋(あんのういも)、徳島県の鳴門金時(なるときんとき)、石川県の五郎島金時(ごろうじまきんとき)がある。

サツマイモの日(10月13日 記念日)

埼玉県川越市のサツマイモ愛好者の集まりである「川越いも友の会」が制定。

日付は10月はサツマイモの旬であり、13日は江戸から川越までの距離が約13里なので、サツマイモが「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と言われていたことから。また、サツマイモは痩せ地で育つ・台風に強いなど長所が「13」もあると言われていることから。

サツマイモの雑学

さつまいもはアサガオの仲間

芋と聞いて思い浮かぶのは、じゃがいもとさつまいもだと思いますが、実はこの2種類は同じ仲間ではありません。

むしろ植物としては遠縁で、さつまいもはアサガオの仲間で、じゃがいもはナスの仲間です。

さつまいもは「根っこ」、じゃがいもは「茎」

どちらも根っこにくっつくように成長しますが、実は別物。

植物学上、さつまいもは「根っこ」で、じゃがいもは地下茎と呼ばれる「茎」に当たる部位だそうです。

さつまいもとおなら

食物繊維が大活躍!

さつまいもを食べるとオナラの回数が増えると言われていますが、それにはさつまいもの主成分と体内での消化活動が深く関わっています。
さつまいもの主成分はデンプンで、他のデンプン質の食物と比べて消化・吸収に時間が掛かります。
食べた物が胃腸を伸び縮みして運ばれていくことをぜんどう運動と呼びますが、さつまいもは消化が遅いためこの運動が活発になります。

さらに、さつまいもに多く含まれる食物繊維はぜんどう運動の働きを活発にします。
ぜんどう運動が活発になると、消化管の中でガスがどんどん発生するため、オナラの回数が増えます。

さつまいもとオナラの臭い

次に、さつまいもを食べたことによるオナラの臭いはどうなのでしょうか。
オナラの主成分は、食物が腸内細菌の作用によって分解される時に発生するガスです。
腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌の2種類があります。
悪玉菌には、「下痢や便秘など腸内環境を悪くする」、「発ガン性物質を作る」などの働きがあり悪臭の元になります。
それに対して、善玉菌は、「腸内環境を整え便秘を解消させる」、「下痢の予防する」など、体にとって良い効果をもたらしてくれます。

さつまいもに含まれる食物繊維は乳酸菌などの善玉菌を増やしてくれます。
善玉菌が多い場合のオナラは、炭酸ガスで二酸化炭素やメタンなどが主な成分です。
臭いの元となるアンモニアが少なく、ほとんど臭いを発しません。
つまり、さつまいもを食べてオナラの回数が増えても、悪臭のない良いオナラが出ます。

オナラの回数と臭い

悪臭のないオナラであっても、オナラの回数を減らしたいということであれば、食べ方に少し気を配りましょう。
ひと手間を加えるだけで、オナラの回数を軽減できたり、健康・美容に効果が期待できたりします。

さつまいもを食べる際に、皮を剥いて食べる方は多いと思います。
ところが、さつまいもの皮にはヤラーピンという消化酵素の成分がふくまれており、皮ごと食べると消化が促進され、オナラの回数が減少します。
皮ごと食べることで、腸内での異常発酵を抑制し、オナラを防ぐことができるのです。

また、さつまいもをと一緒にヨーグルトを食べることもオナラの回数を減らすことに効果があります。
ヨーグルトには善玉菌である乳酸菌が含まれているため、臭いの少ないオナラが出ます。

さつまいもの皮にはビタミンCやアントシアニンなど美容効果のある成分、高血圧や糖尿病など健康面に良い成分が多く含まれています。
オナラの悪臭を防ぐことや回数を減らす目的だけでなく、健康を維持するためにも、さつまいもは皮ごと食べる習慣をつけると良いでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました