8月17日(千円紙幣)

8月17日(はちがつじゅうななにち、はちがつじゅうしちにち)は、グレゴリオ暦で年始から229日目(閏年では230日目)にあたり、年末まであと136日ある。

1945年 – インフレの進行により初めて千円紙幣を発行。肖像は日本武尊。

甲号券

  • 日本銀行兌換券
  • 額面 千圓(1,000円)
  • 表面 日本武尊(ヤマトタケルノミコト)と建部神社
    建部大社(たけべたいしゃ)は、滋賀県大津市神領にある神社。式内社(名神大社)、近江国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。旧称は「建部神社」
  • 裏面 彩紋
  • 寸法 縦100mm、横172mm
  • 発行開始日 1945年(昭和20年)8月17日
  • 通用停止日 1946年(昭和21年)3月2日
  • 失効券

第二次世界大戦後のインフレーション解決のための金融緊急措置令などの新円切替が行われる以前(旧円)の最高額紙幣

昭和16年に製造を開始。昭和17年の大蔵省告示で発行の宣言をしたが、これは紙幣を発行する権限が大蔵省から日本銀行へ移管することを理由とした形式的なのものである。移管した後では大蔵省が刷った紙幣を発行することができないからである。そのような事情で発行されたため、発行後数年間は日本銀行に死蔵されることになる。

そして終戦直後の昭和20年8月17日に他の新紙幣の発行とともに流通が開始されたが、新円切替に伴い発行から1年も経たず、昭和21年3月2日限りで失効した。製造数は8,100,000枚(うち発行数は不明)。失効後も、証紙を貼り付けて臨時に新様式券(新円)の代わりとする「証紙貼付銀行券」が発行され流通・通用した。この「証紙貼付銀行券」も新円の流通拡大に伴い、1946年10月末に失効した。なお千円の新券(A千円券)は結局発行されなかった。

このように甲千圓券は短命な超高額券であった。発行枚数が少なく、かつ高額券ゆえほとんど回収されたため、現存数は多くない。現在(2014年)の価格に換算すると約180万円ほどの額に相当する。「日本銀行兌換券」と表記されているものの、発行開始時点で既に紙幣による金貨への兌換は停止されていたため、事実上の不換紙幣であった。

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B号券

  • 日本銀行券
  • 額面 千円(1,000円)
  • 表面 聖徳太子
  • 裏面 法隆寺夢殿
  • 寸法 縦76mm、横164mm[2]
  • 発行開始日 1950年(昭和25年)1月7日
  • 支払停止日 1965年(昭和40年)1月4日
  • 有効券

インフレーション抑制を目的とした新円切替では、新紙幣(A号券)が新たに発行されたが、千円券の発行は見送られた[注 1]。しかしその後もインフレーションは進み、A百円券の発行量が著しく増大して、より高額面の紙幣が必要になった。また粗末な作りのA号券の偽造が横行したこともあり、B千円券は、他のB号券に先駆けて1950年に発行された。記番号にアルファベット1桁または2桁+数字6桁+アルファベット1桁の形式、すなわち「A123456B」や「AB123456C」のような現在と同じ形式が採用された初の日本の紙幣である。

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C号券

  • 日本銀行券
  • 額面 千円(1,000円)
  • 表面 伊藤博文
  • 裏面 日本銀行本店本館
  • 寸法 縦76mm、横164mm
  • 記番号色 黒色, 青色
  • 発行開始日 1963年(昭和38年)11月1日
  • 支払停止日 1986年(昭和61年)1月4日
  • 有効券

印刷技術の向上によりB千円券の偽造[注 2]が多発したために新たに発行された。透かしは肖像と同じ伊藤博文だが横顔になっている。初期の記番号の色は黒色だった[3]が、129億6千万枚を発行して記番号が一巡したため、1976年(昭和51年)4月発行分から記番号の色が青色[4]に変更された。

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D号券

  • 日本銀行券
  • 額面 千円(1,000円)
  • 表面 夏目漱石
  • 裏面 タンチョウ
  • 寸法 縦76mm、横150mm
  • 記番号色 黒色, 青色, 褐色, 暗緑色
  • 発行開始日 1984年(昭和59年)11月1日
  • 支払停止日 2007年(平成19年)4月2日
  • 有効券

B千円券とC千円券は同じサイズであったが、このD千円券は、それらより長辺が14mm短くなった。後のE千円券も、このD千円券のサイズを踏襲している。各額面のD号券からは、肖像に文化人が採用されていて、千円券には夏目漱石が選ばれた。視覚障害者が触覚で容易に券種を識別できるよう、透かしにより表面から見て左下隅に識別マーク[注 3]が施されている。

初期の記番号の色は黒色だったが、129億6千万枚を発行して記番号が一巡したため、1990年(平成2年)11月1日発行分から記番号の色が青色に変更された。1993年(平成5年)12月1日発行分から記番号の色を褐色に変更するとともに、マイクロ文字、紫外線発光インキ等の偽札防止技術が施されている。

この褐色記番号も、129億6千万枚を発行して記番号が一巡したため、2000年(平成12年)4月3日発行分から、記番号の色が暗緑色に変更された。暗緑色記番号の紙幣については、製造者が当初は「大蔵省印刷局」、2001年(平成13年)5月14日発行分から「財務省印刷局」、2003年(平成15年)7月1日発行分から「国立印刷局」の3種ある。

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E号券

  • 日本銀行券
  • 額面 千円(1,000円)
  • 表面 野口英世
  • 裏面 逆さ富士(本栖湖からの富士山の眺め)と桜
  • 寸法 縦76mm、横150mm
  • 記番号色 黒色, 褐色, 紺色
  • 発行開始日 2004年(平成16年)11月1日
  • 発行中
  • 有効券

偽造防止技術には光学的変化インクを除きD二千円券に使われたものが多く採用されたが、このうちパールインクは券の左右両端に配置されている他、この券ではさらに、左下の潜像模様に重ねて「千円」の文字として印刷されているのが特徴的である。また、新たに表から見て右側に用紙を薄くしてすきを入れた「すき入れバーパターン」が採用された。千円紙幣にはすき入れは1本入っている。また、公式に発表されていないが、表面と裏面に「ニ」「ホ」「ン」(日本)の片仮名がシークレットマークとして入っているほか、二千円紙幣に引き続いてユーリオンも採用されている。裏面の逆さ富士は、岡田紅陽の「湖畔の春」という本栖湖の写真を基にしたものであり、D五千円券とデザインを若干変更し、松の代わりに桜花が描き加えられている。特殊発光インキについては、紫外線照射により表面の印章「総裁之印」がオレンジ色に発光する他、表面・裏面の地模様の一部が黄緑色に発光する。視覚障碍者が判別できるように紙幣の下端の左右に、指触りで金種を識別するために凸凹の印刷がされている。一万円札はL字(逆L字)、五千円札は八角形、二千円札は●みっつ(点字の「に」)、千円札は_(下線)となっている。また、国立印刷局から、スマートフォンで判別・読み上げる事が出来るアプリ「言う吉くん」がある。

記番号は発行当初黒色で印刷されていたが、129億6千万枚を発行してその組合せが枯渇したため、日本銀行と財務省は、2011年7月19日より記番号が褐色の券の発行を開始した。さらに、この褐色記番号の券も129億6千万枚を発行して枯渇したため、2019年3月18日発行分より紺色に変更された。日本の紙幣において、記番号の組み合わせの枯渇によって2回連続で記番号の印刷色が変更されるのは史上初めてである(前代のD千円券では黒色→青色→褐色→暗緑色と記番号の印刷色が変更されているが、青色→褐色の変更は記番号の組み合わせの枯渇ではなくミニ改刷に伴うものであり、C千円券・D五千円券・E五千円券・D一万円券・E一万円券では1回記番号の印刷色が変更されているだけであるため)。

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2024年度発行予定の新紙幣

  • 日本銀行券
  • 額面 千円(1,000円)
  • 表面 北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)
  • 裏面 葛飾北斎筆 「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」(富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)より)
  • 寸法 縦76mm、横150mm
  • 発行開始日 2024年(令和6年)予定

2024年(令和6年)上期を目処に改刷される千円紙幣では、北里柴三郎に変更予定である。新たな偽造防止技術としては、高精細すき入れ模様とパッチタイプの3Dホログラムが導入される予定である。視覚障害者のための識別マークは右上隅・左下隅に配置されている。

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お金のクイズ

史上最大の高額紙幣は?

世界の歴史を振り返ると、さまざまな国でケタハズレな紙幣が発行されていますが、その中で最も高額な紙幣は、1946年にハンガリーで発行された1垓(がい)ペンゲー紙幣です。これは10の20乗、つまり0が20個も並ぶことになります。

世界一大きいお札(紙幣)

縦22センチ、横33センチという紙のA4サイズよりちょっと大きい紙幣なんです。

フィリピン政府が発行したもので、100,000ペソ(23万円くらい 2016年12月時点)として今でも合法で使えるんだそうです。

この10万ペソ紙幣が作られた経緯ですが、1998年にフィリピンがスペインから独立したのを記念して1,000枚限定で刷られたそうです。

1998年5月22日に発行されて見事、世界一大きい紙幣としてギネスに認定されました。

日本で流通しているお札は全部でどれくらい

2019年(令和元年)の大晦日、一般家庭や企業、金融機関などで年越しした銀行券(お札)の残高は、合計で112.7兆円(枚数では173.1億枚)でした。これを積み重ねると、約1,731km(富士山の約458倍の高さ)に達します。また、横に並べた場合には、約269万km(地球の約67周分、月までの距離の約7倍に相当)となります。

自動販売機に通りにくい千円は不具合だった?

自動販売機に入れた千円札が戻ってくるという経験をしたことがある人は多いでしょう。しかし、何度試しても通らないようであれば、それは不良品の紙幣かもしれません。
実は、流通している千円札の中には、自動販売機やATMなどで使えないものがまざっている可能性があります。2006年5月、国立印刷局滝野川工場で製造された千円札3万9,500枚に、不具合があったことが発覚しました。
ちなみに、自動販売機などで使用できないという不便さはあっても、見た目は変わらず、紙幣としては問題なく使えます。日本銀行での交換も可能です。

今使えるもっとも古いお金は大黒像の1円札!

現在発行されている紙幣は千円札、2千円札、5千円札、1万円札の4種類ですが、昔は500円札もありましたし、100円札、50円札、10円札、5円札、1円札までありました。これらのお札を見かけることは少ないですが、実は今でも有効でお金として使うことができます。
そのなかで最も古いのが、明治18年(1885年)に発行が開始された1円札。大黒像が描かれたものです。その次に古いのが、明治22年(1889年)に発行が始まった1円札で、肖像は武内宿禰(たけしうちのすくね)。『日本書紀』や『古事記』に登場する人物です。どちらの紙幣も昭和33年(1958年)に発行停止されていますが、現在も使用できます。

保存版】1円札の価値は?買取価格&平均相場《全4種類まとめ》 | 古銭鑑定団

旧兌換銀行券1円 
大黒1円 
未使用

現在の販売価格:330,000円

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