サクラ(3月27日)

サクラ(桜)は、バラ科モモ亜科スモモ属(サクラ属)の落葉樹の総称。

サクラは春に咲かさせる花により、日本文化に馴染みの深い植物である。また、日本において観賞用として植えられているサクラの多くはソメイヨシノという品種である。英語では桜の花のことをCherry blossomと呼ぶのが一般的であるが、日本文化の影響から、sakuraと呼ばれることも多くなってきている。

現在、ヨーロッパ・西シベリア、日本、中国、米国・カナダなど、主に北半球の温帯に、広範囲に分布している。

サクラの果実はサクランボまたはチェリーと呼ばれ、世界中で広く食用とされる。日本では、塩や梅酢に漬けた花も食用とされる。

サクラ全般の花言葉は「精神の美」「優美な女性」、西洋では「優れた教育」も追加される。

「さくらの日」
日本さくらの会は、1992年(平成4年)に3月27日を「さくらの日」と制定している。

語源

春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)である。これは天つ神のニニギと木花咲耶姫の婚姻の神話によるものが出どころ。

「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされ、元来は花の密生する植物全体を指した。
富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせたとされる、「コノハナノサクヤビメ(木花之開耶姫)」の「さくや」をとった。

サクラを意味する漢字『櫻』は元はユスラウメを意味する文字だった。『櫻』の字は「首飾りをつけた女性、もしくは首飾りそのもの」を意味する「嬰」に木偏を付けたものであり、ユスラウメの実が実っている様子を指した漢字である。日本にユスラウメが入ってきたのは江戸時代後期頃のため、日本では「櫻」の字はサクラに転用された。

食用

果実を食用とする品種の3系統は、概ね甘果桜桃(セイヨウミザクラ)、酸果桜桃(スミノミザクラ)と中国桜桃(カラミザクラ)に分けることができる。

六月から七月にかけて実をつけるオウトウ(サクラの一種)の果実を日本では一般的にサクランボと呼び、栽培されている多くがヨーロッパの甘果桜桃(セイヨウミザクラ)系である。品種としては、佐藤錦の他に、紅秀峰、豊錦、ナポレオン、アメリカンチェリー等が有名である。佐藤錦は、明治より山形県東根市の佐藤栄助によって品種改良され、岡田東作が名づけて世に広めたものである。酸味が強い酸果桜桃(スミノミザクラ)は料理に利用される。中国桜桃(カラミザクラ)は日本であまり栽培されていない。

桜漬けは、一般的に八重桜の花を梅酢と塩で漬けたものである。花(花弁)自体も塩漬けにすると独特のよい香りを放ち、和菓子・あんパンなどの香り付けに使われる他に、祝い事の席で桜湯として振舞われる。桜湯は、花の塩漬け2から3輪に湯を注いだものである。茶碗の中で花びらが開く過程から、祝い事に使われる。婚礼や見合いなどの席では「お茶を濁す」ことを嫌い、お茶を用いずに桜湯を用いることが多い。結納には両家の縁を結ぶという縁起を表し椀あたり2輪が用いられる

桜の葉は、塩漬けにすることで加水分解酵素が芳香成分(クマリン)に変化しよい香りを放つ。桜葉漬けには多くの場合オオシマザクラが用いられており、伊豆半島南部において生産が盛んであり、シロップ漬けにされることもある。桜餅は、一般的な和菓子の一つであり、桜の葉の塩漬けで包まれた桜色の餅である。春にはこれらの風味を利用した食品なども見られる。

雑学

昔、桜は縁起が悪いものとされていた

江戸時代頃までは桜は縁起の悪いものだとされていたことがあったようです。桜の季節の結婚も縁起が悪いと避けられたことがあったようです。
理由のひとつとして「散る」イメージが強いからではないでしょうか。
(すぐ散る=すぐ心変わりする)
また、墓地や戦場跡地などに多く見られることから桜は人骨を吸って育つなどの言い伝えや、桜の根元には死体がある、などといった怪談話からあまり明るいイメージが付かなかったのかもしれません。

桜の木の下は雑草があまり育ちません

桜の葉は、「クマリン」という毒を生成します。
そしてこの毒は、雨水により地面に落ち、毒を撒き散らします。
植物の生育を阻害して育ち難くします(特に双子葉植物に効果があるらしい)。
また、抗菌性もあり葉を守る役割でもあるようです。
よって、桜の木の下は雑草があまり育ちません。

毒の匂い

桜餅などで嗅げる桜の香りはこのクマリンの香りです。
葉の中にあるクマリンは香りはしないのですが、塩漬けにすることなどで、香りを発するようになります。
そのため、この香りは毒物の香りです。
体にはそう強い影響はないので、桜餅程度の少量なら問題はない、というものです。

桜は川や水のそばに植えられている

実は桜の木というのは、川や土手といった水回りの近辺によく植えられている傾向があります。なぜ「川の周りには桜が多い」のでしょうか?
今から遡ること江戸時代。江戸時代は大雨が降ると川が氾濫し土手の決壊が起こり、洪水の被害に悩まされていました。
お金をかけずに多くの人が土手を踏み固めてくれる方法。
土手の周りに桜を植えれば、お花見目当ての人が来て、結果的に踏み固めてくれるのではないだろうか?
これが、土手の決壊を防ぐ決定的なアイデアでした。

学校にも植えられています

戦争と関係があります。
第二次世界大戦の日本軍には華々しく散りゆくことが美学とされていた。
神風特攻隊など。
華々しく散りゆく・・・。
咲いては華麗に散りゆく「桜」に例えられ、
その精神を小さい子供のうちから植え付けるように、全国の学校に桜が植えられるようになったそうです。

桜はクローン!?

お花見シーズンに全国で見られるソメイヨシノは、初めに作られた一本の原木から、接ぎ木や挿し木で増やしたクローンなのです。
クローンである為、同じ条件で一斉に咲き出し、お花見や観測に適しています。

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最初は1本から始まったソメイヨシノも、現在では人の手を介して日本全国に無数に増え広がりました。

やらせの人を「さくら」と呼びますよね。

さくらを「偽客」と書くのは当て字で、露天商などの隠語から、明治時代以降に一般へ広まった。
さくらの語源は諸説あるが、江戸時代の芝居小屋で役者に声をかける見物人役は、パッと派手に景気よくやってパッと消えることから、桜の性質になぞらえ「さくら」と呼ぶようになり、そこから露天商の隠語となって、一般にも広まったとする説が有力とされる。

日本で一番古い桜と言われ、その樹齢はなんと約2000年!

日本三大桜のひとつにも数えられている山高神代桜。日本で一番古い桜と言われ、その樹齢はなんと約2000年! 古くはヤマトタケルノミコトが東征の折に植えたという伝説が残っており、1922年に国の天然記念物に指定されました。

日本三大桜とは、

  • 福島県の三春滝桜
  • 山梨県の山高神代桜
  • 岐阜県の根尾谷薄墨桜

の3つの巨木の桜のこと。

これに次の2つを加えたものが、日本五大桜です。

  • 埼玉県の石戸蒲桜
  • 静岡県の狩宿の下馬桜

これらは1922年10月12日に国の天然記念物に指定され、日本で最も価値の高い桜として認識されるようになりました。



【福島県】三春滝桜

日本三大桜のひとつ、福島県田村郡三春町にある三春滝桜は、滝のように枝を大きく垂らした鮮やかなベニシダレザクラです。国の天然記念物や、日本さくらの名所100選にも選ばれました。

町名にもなっている「三春」は、梅と桃、そして桜が一斉に咲き誇り、三つの春が同時にやってくるところから名付けられたのだとか。

その町名をいただく三春滝桜は樹齢1,000年を超える巨木。春を迎えるたびに、大きく広げた枝のそれぞれに豪華な花を咲かせます。枝の広がりはなんと東西25m、南北20m。生命力溢れるたくましい姿に、多くの人が魅了され続けています。

菜の花とのコラボレーションも非常に美しいので必見。また、夜にはライトアップが行われ、昼間とは違った幻想的な風景を見ることもできます。

三原滝桜のそばには「さくらの公園」があり、こちらでも3,200本もの桜を楽しめます。まわりに遊歩道が整備されているので、いろいろな角度から滝桜を眺め、ゆっくりと散策してみてください。

【山梨県】山高神代桜

日本三大桜、2つ目は山梨県北杜市にある山高神代桜です。樹高10.3m、根元・幹周り11.8mもある巨大なエドヒガンザクラで、樹齢はなんと2,000年。日本最古、最大級を誇る桜と言われています。

大正時代に国指定天然記念物第1号に指定され、1990年には「新日本名木百選」にも選ばれました。

ヤマトタケルノミコトが自らの手で植えたという伝説や、日蓮宗の宗祖である日蓮聖人の祈りによって衰えから回復したという言い伝えがあります。

神聖な伝説が残されているところからも神々しさを感じる山高神代桜。見事に咲き誇るさまを一目見ようと、4月の見頃には全国からたくさんの人が訪れます。

また、桜と同じ頃には約8万本のラッパ水仙も見頃に。黄色と薄紅色の色鮮やかなコントラストが非常に美しい光景を生み出します。背景にそびえる南アルプスの山脈も相まって、ポストカードのような絶景です。

【岐阜県】根尾谷淡墨桜

日本三大桜の3つ目は、岐阜県本巣市にある根尾谷淡墨桜。樹齢1,500余年、樹高約16m、幹囲は約10mの名桜は国の天然記念物にも指定されています。四方に25m以上枝を伸ばす、迫力を感じさせる美しさの巨木です。

蕾から花が咲き、やがて散ってしまうまでの間、淡いピンクから白を経て、散りぎわには薄墨のような色へと変化していくことから、「淡墨桜」と名付けられました。1シーズンでさまざまな色の花びらを鑑賞できるのは非常に珍しいのだとか。

開花シーズンには1日8,000人近くが訪れ、岐阜県内でも有数のお花見スポットです。ライトアップされた夜桜も幻想的な美しさでおすすめ。

また、近くには「うすずみ温泉」があり、日帰り入浴も楽しめます。

【埼玉県】石戸蒲桜

日本五大桜のひとつ、石戸蒲桜は埼玉県北本市にあります。樹齢800年のエドヒガンザクラとヤマザクラが自然に交配したもので、世界にたった1本しかない貴重な桜です。枝にはピンクと白の2種類の花が咲き、枝がかなり低い位置まで下りてきているので、手の届く近さで花を観賞することができます。

日本五大桜の中では最も都内からアクセスしやすいので、見頃を迎える4月上旬には大変混雑してしまいますが、朝早い時間なら人も少なく、ちょうど石戸蒲桜に朝日が当たるので観賞しやすいでしょう。

【静岡県】狩宿下馬桜

静岡県富士宮市にある狩宿下馬桜は、別名駒止めの桜とも呼ばれる樹齢800年のシロヤマザクラです。こちらは日本五大桜のひとつで、山桜の中では最古のものということで、日本五大桜で唯一特別天然記念物に格上げされています。

なんといっても狩宿下馬桜を観賞するときのお楽しみは、間近にそびえる富士山。THE 日本の心ともいうべき桜と富士山の共演には、思わずテンションが上がります。狩宿下馬桜のそばには菜の花畑も広がっているので、色彩豊かな景色を楽しむことができますよ。

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