温泉マークの日(2月22日)

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「温泉マークの日」は磯部温泉組合が制定。

日本三奇勝の一つ妙義山を望む碓氷川沿いに開けた磯部温泉は、古くから中山道を往来する旅人や湯治客で賑わってきた名湯。江戸時代の磯部の古文書に温泉記号(温泉マーク)が記されていることから「日本最古の温泉記号の地」であることを広く知ってもらうことが目的。

日付は温泉マークの3本の曲線の湯気が逆から見ると数字の「2」が3つ並んでいるように見えることと、温泉地らしい3つの言葉(風情、風景、風味)の頭文字である「ふ=2」を3つ並べた日付から。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

温泉地の数はいくつある?

草津温泉、別府温泉など「温泉地の数」は、日本にいくつくらいあると思いますか?

温泉地の数:3,084か所

温泉地とは宿泊施設のある場所を指し、 一軒宿も1温泉地としてカウントされます。日帰り施設のみの場所は含みません。

日本で1番「温泉地」の数が多い都道府県

  • 1位:北海道(245か所)
  • 2位:長野県(224か所)
  • 3位:新潟県(153か所)
  • 4位:青森県(133か所)
  • 5位:福島県(132か所)
  • 6位:秋田県(124か所)
  • 7位:静岡県(117か所)
  • 8位:群馬県(103か所)
  • 9位:鹿児島県(100か所)
  • 10位:千葉県(94か所)

温泉マークは選択制へ。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、現在見直しの作業を進めている「案内用図記号(ピクトグラム)」ですが、このたびJIS規格の改正案がまとまりました。

議論を呼んだ温泉マーク

このうち、注目を集めたのが温泉マークです。海外の人からは温かい料理に見えてしまうおそれがあったことから、国際規格のISO図記号に置き換えるか、が大きな論点でした。各地の温泉関係者から「現行の記号を維持すべきだ」とのご要望を受け、各種メディアでも取り上げられました。

JISの温泉 と ISOの温泉

両方使えるように

JISとISOを比較したアンケート調査では、日本人と外国人で、評価が分かれました。日本人の63%が「JISがわかりやすい」と回答した一方で、外国人は71%が「ISOがわかりやすい」と回答しています。また、日本人からは、「日本の文化だから変えないでほしい」というご意見もあれば、「ISOの図記号に変更して、外国人観光客を呼び込みたい」とのご意見もありました。
そこで、このたびの改正案では、現行の温泉マークを残しつつISOの図記号もJISとして採用し、状況に応じて選択できるようにしました。

「温泉まんじゅう」発祥の地ってどこ?

湯気をあげて蒸かされた「温泉まんじゅう」は温泉地ならではの風情ある光景。茶色や白の皮にあんこがたっぷり入ったおまんじゅうはお茶受けのお菓子として旅館の客室に用意されていることも多い、温泉地の定番土産ですね。ところで、温泉まんじゅうの発祥地をご存知でしょうか?

群馬県の温泉は強者ぞろい

現在、”温泉まんじゅう発祥の地”と言われているのは、365段を数える石段街で有名な群馬県・伊香保温泉。最近はオシャレなカフェなども増えて、若いカップルの観光客が増加しています。伊香保では「湯乃(の)花まんじゅう」という名称が一般的です。

ちなみにですが、群馬県の温泉には「一番」とか「発祥」と言われているものが多いようです。例えば、「温泉マーク」発祥の地は磯部温泉、環境省の「国民保養温泉地」の指定第一号のひとつが四万温泉、「日本一の自然湧出量」を誇る草津温泉等があります。

温泉まんじゅう発祥地である「勝月堂」は、伊香保神社の石段下、向かって右側にお店を構えています。この店は、東京の風月堂で修行をした創業者の半田勝三さんが明治43年(1910)に開いた店です。

お店のホームページを見ると、湯乃花まんじゅうの歴史について「伊香保に帰郷した際、地元の古老から『伊香保にこれといった名物がない。何か新しい土産物を』と依頼を受け『湯乃花まんじゅう』を考案した」とあります。その後、昭和9年(1934)に陸軍特別大演習で来県された昭和天皇が、『湯乃花まんじゅう』を2円分お買い上げになり、そこから全国に温泉まんじゅうが広まっていったのでした。

勝月堂が「温泉まんじゅう発祥」と言われるようになったのはTBS系列のテレビ番組『そこが知りたい』(1982~1997年放映)がきっかけ。今から24~25年前の話だと言います。「それまで、日本で一番最初とは知らなかったんです。『うちが最初』とは言っていませんが、今のところ、全国のお店から苦情もないのでたぶんそうだろうと思います」と4代目女将の半田美樹さんが教えてくれました。

混浴があるのは伝統の印

混浴は新設できない
「混浴の魅力」とはなんだろうか。「自然との一体感」や「土地の人とのコミュニケーション」を挙げる人は多いが、混浴は「異文化体験」のようなものだと筆者は思っている。男も女も老いも若きも一緒に同じ湯船に入る混浴は、都会で育った人間にとっては「へえ~、日本には混浴っていうおおらかな文化があるんだなぁ」と、結構びっくりするものである。

かつて温泉地が湯治場として機能していた時代は、老夫婦がもう一方を介護するのに混浴は当たり前だった。現代では貸切風呂・家族風呂がこれに代わりつつある。今でも歴史ある温泉地では混浴風呂が残っているが、現行の「旅館業法」(昭和23年(1948)施行)では原則として浴室は男女別に設けることが義務づけられており、混浴が認められるのは例外の場合のみ。

山奥の不便な場所にあるなど土地の状況によってやむを得ない場合は特例扱いとなるが、「保健所の立ち入り検査では、”混浴”というだけで減点される」(某宿経営者)などという、混浴を守る宿側としては屈辱的な現実もある。

全国には「旅館業法」が定められた昭和23年よりも前から、歴史ある混浴風呂を守り続けている宿は少なくないが、混浴風呂はいったんやめてしまえば再度つくることはできない。つまり、希少価値の高い風呂文化なのである。

東京では混浴できない

東京都の公衆浴場に関する条例では他県のような特例の記載もなく、「10歳以上の男女を混浴させないこと」とある。つまり、お母さんが男の子を女湯に連れていっていいのは9歳までということである。10歳以上であればお母さんと息子、お父さんと娘は一緒に入れない。では、貸切風呂・家族風呂の場合はどうなのだろうか。

「そもそも、『貸切風呂』はつくれないし、10歳以上の男女の混浴はどのような場合でも認めていません」(東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課指導係)。結構、厳しく決められている。東京都の日帰り入浴施設で「貸切風呂」をあまり見かけないのは、このような決まりがあるからなのだ。

近県でも同様かというと、神奈川県は同じように10歳以上の混浴は認めないが、「風紀上支障がない場合の男女の混浴を認めること(家族風呂としての利用はOK)」。埼玉県でも10歳以上の男女の混浴は認めないが家族風呂はOK、岩盤浴などは入浴着などを着ればOKとのこと。千葉県では年齢制限は特に設けていない。ちなみに、旅館に関しては混浴についての明文規定はないので、神奈川県の宿には混浴露天風呂のある宿が今もある。

子どもは何歳まで銭湯で混浴できる?

各都道府県で定める条例は、10歳以上の混浴を禁じているところが多いが、ばらつきはある。その中で、年齢が低いのは京都府で、条例で「7歳以上の男女を混浴させないこと」とする。これは、7歳は就学年齢であり、自分の身の回りのことはできるとの判断からだ。

一方、「最高齢」は北海道。北海道の「公衆浴場法施行条例」によると、「12歳以上の男女を混浴させないこと」(編集部注:11歳まで)とある。しかし、北海道公衆浴場業生活衛生同業組合では2015年10月から、独自にルールを設けて男女の混浴は「9歳まで」としている。条例よりも2歳も引き下げて設定、全国に足並みをそろえている。

男児の混浴を女性客が気にするというだけでなく、子ども自身が性犯罪に遭うのを未然に防ぐ目的もあるようだ。大阪府狭山市の「スパヒルズ」は、「男女の混浴は性犯罪の低年齢化に伴い当店では115cm未満のお子様に限らせて頂いております」としている。

このように、条例以上に厳しい独自ルールを実施している浴場。背景には、条例自体が数十年前に設置されたものであり、現在の社会状況とズレが生じていることがあるようだ。各都道府県では、浴場や利用客の声を聞くとともに、条例の見直しが求められている。

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