なす(4月17日/毎月17日)

年 / 月 / 日 / 曜日

国産なす消費拡大の日(毎月17日 記念日)

冬春なすの主産6県(高知園芸連・全農ふくれん(福岡)・熊本経済連・全農岡山・佐賀経済連・全農徳島)で構成する「冬春なす主産県協議会」が2004年(平成16年)に制定。

4月17日の「なすび記念日」とともに、毎月17日をなすの消費を増やす日にすることが目的。記念日の4月17日は「よ(4)い(1)な(7)す」と読む語呂合わせと、なすびが好物であった徳川家康の命日に因んだもの。「なすび記念日」「国産なす消費拡大の日」は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

概要

原産地はインドの東部が有力である。その後、ビルマを経由して中国へ渡ったと考えられている。中国では茄もしくは茄子の名で広く栽培され、日本でも1000年以上に渡り、栽培されている。温帯では一年生植物であるが、熱帯では多年生植物となる。

平城京の長屋王邸宅跡から出土した木簡に『進物 加須津毛瓜 加須津韓奈須比』との記述があり、高位の者への進物にナスの粕漬けが使われていたことが判明した。また、正倉院文書には「天平六年(734年)茄子十一斛、直一貫三百五十六文」をはじめとして多数の「茄子」の記述がみられる。これらのことから、日本では奈良時代すでにナスの栽培が行われていたことがわかる。

実の味から「中酸実」(なかすみ)が語源とされる。夏に実がなるので「夏実」(なつみ)と読んだが、それが訛って「なすび」(奈須比)と呼ばれたとする説もある。室町時代頃に宮廷の女官が女房言葉として「おなす」と呼び、その呼称が定着した。元は貴重な野菜であったが、江戸時代頃より広く栽培されるようになり、以降日本人にとってなじみのある庶民的な野菜となった。葉とヘタには棘があり、葉には毛が生えている。

世界の各地で独自の品種が育てられている。賀茂茄子などの一部、例外もあるが、日本においては南方ほど長実または大長実で、北方ほど小実品種となる。本州の中間地では中間的な中長品種が栽培されてきた。これは寒い地域では栽培期間が短く大きな実を収穫する事が難しい上に、冬季の保存食として小さい実のほうが漬物に加工しやすいからである。しかし食文化の均一化やF1品種の登場により野菜炒めや焼き茄子など、さまざまな料理に利用しやすい中長品種が全国的に流通している。日本で栽培される栽培品種のほとんどは果皮が紫色又は黒紫色である。しかしヨーロッパやアメリカ等では白・黄緑色・明るい紫、さらに縞模様の品種も広く栽培される。果肉は密度が低くスポンジ状である。ヘタの部分には鋭いトゲが生えている場合がある。新鮮な物ほど鋭く、鮮度を見分ける方法の一つとなるが、触った際にトゲが刺さり怪我をすることがある。収穫の作業性向上や実に傷がつくという理由から棘の無い品種も開発されている。

品種によって様々な食べ方がある。栄養的にはさほど見るべきものはないが、東洋医学では体温を下げる効果があるとされている。和漢三才図会ではヘタにしゃっくり止めの効果があるとされるが、俗信の域を出ない。また皮の色素ナスニンは抗酸化作用があるアントシアニンの一種である。

栄養素

ナスの果実の主成分の93%は水分と糖質である。他の野菜と比べると、栄養価やカロリーの点から見れば特に多い方ではない。夏野菜として代表的なトマトとの成分を比較してみても、脂質、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなどの含有率の低い野菜である。一方、ナスニンには活性酸素の発生を抑制する抗酸化作用があり、癌を抑制するのに効果があるとされる

またナスにはコリンという機能性成分が含まれている。このコリンは無色の強アルカリ性物質で、血圧やコレステロールを下げる、動脈硬化を防ぐ、胃液の分泌を促す、肝臓の働きを良くするなどの作用が認められている。またプロテアーゼインヒビターは、口内炎や胃炎、肝炎、関節炎などの痛みを抑え、症状を改善する。神経痛や痔にも有効である。

このほか、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も含まれる。

文化

  • お盆の期間中には、故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、「精霊馬」と呼ばれるキュウリやナスで作る動物を用意する。4本の麻幹あるいはマッチ棒、折った割り箸などを足に見立てて差し込み、馬、牛とする。キュウリは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように。ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いが込められている。
  • 七夕の「七夕馬」に真菰や藁などの材料のかわりに、キュウリやナスを使う地域もある。
  • ナスの黒焼きを原料にした歯磨き粉がある。
  • 子供の嫌いな野菜として挙げられることが多い。
  • 二宮尊徳は夏前にナスを食べたところ秋茄子の味がしたため冷夏になることを予測した。
  • 「毒キノコでも、ナスと一緒に調理すれば中毒しない」とする言い伝えがあるが、全くの迷信であり、ナスにそのような効用は存在しない。
  • 中国では、日本人が写真を撮るときに言う「はい、チーズ」の掛け声のように、「一〜、二〜、三〜、茄〜子」と言う文化がある。茄子の「子」を発音した際に、口が横に広がり笑顔が作りやすいためである。
  • 初夢の縁起物:「一富士、二鷹、三茄子」

「一富士、二鷹、三茄子」

「一富士 ニ鷹 三なすび」は江戸時代にできたことわざ
これは徳川家康が好きだったモノの順番で、それくらい家康は、なすびが大好物だった
しかし、ナスは関西地方を中心に作られていたため、江戸では なかなか手に入らなかった
そこで家康の命により江戸でも ナスが作られるようになり、次第に「なすび」という呼び名は江戸でも広まっていった
当時は、ナスの生産が少なく値段が高いため、なかなか売れなかった商人は、ナスを「成す」縁起の良い野菜として「なすび」を「なす」として売り出した「なす」に変えたことで商売が繁盛する縁起の良い野菜として
人々が買うようになり、「なす」という呼び名が広まった

富士山は「不死」、鷹は「高い」、茄子は「成す」という意味をさすとされています。

一富士二鷹三茄子の続き

初夢で見る縁起物としては一富士二鷹三茄子が一般的ですが、実はこの縁起物には続きがあるのです。縁起物は6番目まであり、 「四扇(しおうぎ)」「五煙草(ごたばこ)」「六座頭(ろくざとう)」とされています。

「俚言集覧(りげんしゅうらん/江戸時代の国語辞書)」に記載があり、同内容を挙げた辞典類の多くはこれを出典としている。一説として、一富士二鷹三茄子と四扇五煙草六座頭はそれぞれ対応しており、富士と扇は末広がりで子孫や商売などの繁栄を、鷹と煙草の煙は上昇するので運気上昇を、茄子と座頭は毛がないので「怪我ない」と洒落て家内安全を願うという。

言い習わし

「秋茄子は嫁に食わすな」

この言葉は「秋茄子わささの糟(かす)に漬けまぜて 嫁には呉れじ棚に置くとも」という歌が元になっており、嫁を憎む姑の心境を示しているという説がある。

「わささ」とは新酒のこと。秋に収穫したナスを酒かすに漬けて粕漬け(奈良漬)を作ったのだろう。「よめにはくれじ」とは、ヨメにはくれてやるなといった意味。

下記3つの意味があるとして伝えられている。

  • 「おいしい秋茄子を憎たらしい嫁には食わすな」という嫁いびりの意味。
  • 「秋茄子は種が少ないので、子種ができにくい」という縁起担ぎの意味。
  • 「秋茄子は体を冷やすので、嫁に食わすと子供ができにくくなるから」という戒めの意味。

「親の小言と茄子の花は千に一つの無駄もない」

ナスの花が結実(けつじつ)する割合が高いことに、親の小言をたとえたことわざ。

「瓜の蔓に茄子はならぬ」 (うりのつるになすびはならぬ)

非凡な子供を茄子に例えて、平凡な親からは非凡な子は生まれない、という意味。似たことわざとして「蛙の子は蛙」がある。

野菜のなすは英語で「eggplant」

エッグ…プラント…?直訳すると、タマゴの植物になりますが…。
ミカンは英語で「mandarin(マンダリン)」、柿は「persimmon(パーシモン)」、ザクロは「pomegranate(パーマグラネット)」などなど、日本語で聞き慣れた名称でも英語にすると、ちょっと親しみにくいというか、ピンとこないものって多いですよね。

水ナス、白長ナス、賀茂ナス、リスター・デ・ダデガンディア、中長ナス、青ナス、純白ナスなどなど…

ナスと一口にいっても、こんなに種類があるんですね!
あれ?純白ナス…?こんな白いナスもあるんですね。パッと見、細長いタマゴっぽいけど…
タマゴ!?

これがアメリカのナス

一方のアメリカのおナスさんは、真っ白な球状、まさにタマゴのようなナスが一般的なんですね。
いかがでしたか?国も変われば採れる食材も違います。考えてみれば当然のことですよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました