味噌の日(毎月30日)

年 / 月 / 日 / 曜日

30日が「みそか」と読まれることから、全国味噌工業協同組合連合会が定めています。

 みそは大豆等の穀物を発酵させて作られます。その起源は、中国もしくは、朝鮮半島を経て伝わった「醤(ひしお)」という調味料が日本独自のものに改良されて作り出されたという説、縄文人の生活跡からどんぐりで作ったみそのような食べ物があったことから元々、日本独自のものであったという諸説があります。

 みその種類・作り方は地方ごとに様々で、愛知県等で主に食べられる豆みそ、九州などの麦みそ、その他の地域で食される様々な米みそ等があります。

 お正月に食べるお雑煮も、関西地方の一部では白みそ仕立てのお雑煮が食べられています。

 昔は各家庭でみそが作られ、みんなが自分のみそを「手前(我が家)のみそは…」と自慢しあっていたことから「手前みそ」という表現が生まれるほどでした。

 まさにおふくろの味と言えるみそですが、家計調査結果によると1世帯当たりのみそ購入数量は減少し続けており、昔に比べてみそが食べられなくなっていることが分かります。

時代ごとの味噌

平安時代

味噌は、平安時代に、初めて文献に登場しました。そして、平安時代の味噌は、ぜいたく品でした。当時は、調味料として使わずに、食べ物につけたり、舐めたりして食べられました。

また、当時は、貴族や寺社などの地位の高い人の給料や贈り物として使われており、庶民の口には入らない貴重品でした。

鎌倉時代

鎌倉時代になると、中国から来た僧の影響で、すり鉢が使われるようになり、粒の味噌をすり潰して水に溶かして利用する味噌汁が登場しました。この味噌汁の登場で「一汁一菜(主食、汁もの、おかず、香の物)」と言った、鎌倉武士の食事の基本ができあがりました。

室町時代

室町時代になると、大豆の生産量が増えたことで、農民が自家製の味噌を作るようになり、庶民でも味噌が食べれるようになりました。一般に味噌が広がったことで、味噌が保存食として庶民に浸透したことで、現在のみそ料理の多くが、室町時代に誕生したと言われています。

戦国時代

戦国時代になると、味噌は、調味料として使われると共に、貴重なタンパク源となりました。また、保存できる栄養食ということで、戦争時の戦陣食として使われたり、干したり焼いたりして、携帯しやすくして使われました。

この為、伊達政宗は「仙台味噌」、武田信玄は「信州味噌」、豊臣秀吉、徳川家康は「豆味噌」と言った様に、戦国武将も味噌づくりを行っていました。

江戸時代

江戸時代になって、人口が50万人になったことで、味噌の需要が増えたことで、生産量が足りなくなり、仙台や三河などからも味噌が江戸に送られるようになりました。

また、江戸では、外食が発展したことで、味噌を使った料理も発展しました、また、味噌汁も庶民の味として飲まれるよういんあり、一般の庶民にも味噌が親しまれ、生活に馴染んだ調味料になりました。

昭和時代

昭和になり、味噌の容器は、樽から冷蔵庫で保存されるようになり、ダシを取る手間をかけなくても美味しく味噌汁が飲めるようになり、より手軽に飲める形式の味噌汁が一般に浸透しました。

味噌を使った・味噌にちなむことわざ、慣用句

  • 手前味噌 – 手前が工夫を凝らしたところ。これが転じて後には自慢をも指すこともある。
  • 手前味噌で塩が辛い – 自慢であるが、他人からはそう見えないこと。
  • 味噌の味噌臭きは食われず – 自慢は他人から見ると食えないようなもの。
  • 三年味噌にひばな汁 – 三年味噌が塩辛いことから、貧しい食べ物、けちなことのたとえ。
  • 味噌を付ける – 失敗して評判を落とす。面目を失う。
  • 味噌の医者殺し – 良質な栄養源。
  • 医者に金を払うよりも、味噌屋に払え
  • 味噌と医者は古い方が良い – 時間が長く経過したものは、貴重であり良い物のたとえ。
  • 女房と味噌は古いほど良い – 時間が長く経過したものは、ぶつかるような喧嘩もなく味も滑らか。
  • 味噌に入れた塩はよそへは行かぬ – 味噌造りの塩と同様で、見えなくなっても無駄ではなく役に立っている。
  • 味噌買う家は蔵が建たぬ – 味噌は自分で作るもの。
  • 塩も味噌もたくさんな人 – 大切な物を沢山持っている優れた人。
  • バカの三杯汁 – 良い物でも過ぎることを言う。
  • 五菜三根 – 徳川家康の長寿のもとの野菜満載味噌汁。大根・ごぼう・人参など三種の根と、大根の葉・玉ねぎ、白菜、キャベツ、ほれんそうなど五種。
  • 味噌っかす – 一人前とみなされない人。
  • 味噌っ歯 – 虫歯の一種。
  • 味噌も糞も一緒 – 性質のことなるものを、区別しないで何もかも一緒にすること。
  • 味噌が腐る – 糠味噌で言われる。悪声であったり調子が外れていたりする歌いぶりをあざける言葉。

味噌汁ランキング

1位:豆腐(978票)
2位:ワカメ(413票)
3位:ねぎ(212票)
4位:油揚げ(153票)
5位:大根(120票)
6位:じゃがいも
7位:玉ねぎ
8位:なめこ
9位:しじみ
10位:あさり

地域によってユニークな具材も

ランク外ではありますが、地域によって「え、マジ?」と思ってしまうようなユニークな具材も名前が挙がっていました。

たとえば、北海道では「たち(タラの白子)」、秋田県では「じゅんさい(すいれん科の水草)」、奈良県では「そうめん」、鳥取県では「カニ」、広島県では「牡蠣」、沖縄県では「豚三枚肉」などなど。各県の食文化があらわれていますよね!どれも、すごく贅沢なおみそ汁が出来あがりそう。

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