色々な由来

稲妻

稲妻はなぜ「稲+妻」という漢字の組み合わせなのか。

稲が実るころは雷が多く発生することから、雷が稲の豊作を導いてくれるという信仰が昔はあったんだ。

昔は夫婦や恋人が相手を呼ぶ時は性別に関係なく、相手のことを「つま」と呼んでいた。
このように大切な相手のことを「つま」という言葉の使い方をしていたことから、稲の実りをもたらしてくれる雷は大切な存在だから「稲のつま」→「稲妻」になった

マラソンの距離の由来

フルマラソンの距離は、42.195kmと決められているけど、どうしてこんな中途半端な距離なのか知ってる?距離の単位には、メートルの他にマイル・ヤードというのもあるけど、こちらの単位に直しても、 26マイル385ヤードとやっぱり中途半端。この距離は実は、ある女王様のわがままで決まったという説があるんだ。

それは、1908年のロンドンオリンピックでのこと。当時のマラソンの距離は厳密に決められていなくて、ロンドンオリンピックでは約26マイルのコースが設定されていたんだ。ところが当時のイギリス女王が、自分の家族にマラソンのスタートを見せてやりたいと、スタート地点をお城の前に設定するよう要求したんだって。その要求どおりスタート地点を移動したところ、コースの距離は42.195kmとなり、それがマラソンの正式な距離として採用されたというわけなんだ。

100万ドルの夜景

美しい夜景を見たとき、「100万ドルの夜景」ってよく言うよね。この言葉、100万ドルって言うくらいだから外国で生まれた言い回しかと思いきや、実は日本で生まれた言葉なんだ。

この言葉が生まれたのは、1953年、神戸でのこと。当時の関西電力の幹部が、六甲山から見える夜景を表現するのに使ったんだって。

100万ドルの夜景の意味を、「100万ドルくらいの価値がある夜景」と思っている人もいるかもしれないけど、そうじゃないんだな。

正しい意味は「100万ドルかかっている夜景」。六甲山から見える地域の一ヶ月の電気代の合計が、当時のドル円レートで約100万ドルだった。

13日の金曜日

13日の金曜日を不吉な日とするのは、キリスト教の考えから来ているんだ。キリスト教では、13日にも金曜日にも不吉な意味があって、それが重なる13日の金曜日を、特に不吉な日と考えているらしいよ。

13が不吉な数字なのは、キリストの最後の晩餐の参加者が13人だったから。金曜日を不吉と考えるのは、キリストが処刑されたのが金曜日だから、という理由みたいだよ。

13日の金曜日というと、殺人鬼ジェイソンの出てくる映画「13日の金曜日」を思い浮かべる人も多いんじゃないかな。日本では、キリストの処刑よりも、ジェイソンの方が身近かもしれないね。

レディーファースト

欧米では、扉を通るときに女性を先に通したりする「レディーファースト」という習慣があるよね。女性からするとうらやましい習慣かもしれないけど、実はこの「レディーファースト」にはちょっと怖い由来があるんだ。

由来には諸説あるんだけど、その中の一つが、女性を盾や毒見役に使ったという説。レディーファーストの習慣が生まれた中世ヨーロッパでは、毒殺や突然斬りつけるといった暗殺が横行していたんだ。それを防ぐために、女性を先に歩かせたり、食事を先に食べさせたりした、というのがレディーファーストの起源といわれているんだ。

日本の男性はレディーファーストが苦手と言われているけど、それは「男性が女性を守る」文化の現れでもあるのかもしれないね。

ゴキブリ

できれば遭遇したくない、ゴキブリという虫。実はその名前にも、ぞっとするような由来があるんだ。

ゴキブリはもともと、「御器?(ごきかぶり)」という名前だったんだって。「御器」とは食器のことで、「噛」は文字通りかじるという意味。つまり、食器に食べ物が残っていると、残り物だけでなく食器までかじってしまう、という由来なんだ。

「ごきかぶり」から「ゴキブリ」に変化したのは、意外にも書籍の誤植によるものなんだって。1884年に出版された「生物学語彙」という本で、「ごきかぶり」を間違えて「ごきぶり」と書いてしまったんだ。

「ごきかぶり」と「ゴキブリ」、どちらにしてもいや~な名前であることは違いないね。

あたりめ

するめのことを、別名あたりめって言うよね。でもどうして、「あたりめ」なんていう不思議な別名がついたんだろう。

その昔、するめは結納品などにも使われる縁起物だったんだ。だけど、するめの「する」という響きが、ギャンブルなどでお金を失う「擦る」、財布などを盗む「掏る」と同じ響きで縁起が悪いと考えたんだね。そこで、ギャンブルでお金を「する」のと反対の意味の「当たり」に置き換えて、あたりめと呼ぶようになったんだ。

社会の窓

最近はあまり聞かなくなったけど、男性のズボンのチャックが開いているときに「社会の窓が開いてるよ」と言うことがあるよね。この言葉は、どうやって生まれたか知ってる?

実は「社会の窓」というのは、1948年から1960年の間、NHKラジオで放送された「インフォメーションアワー・社会の窓」という番組の名前からとったものなんだ。この番組は、社会の様々な問題の裏側を探る内容だったんだって。そこから、「普段隠れている大事な物が見える」という意味で、男性のズボンのチャックのことを「社会の窓」と言うようになったんだ。

うさぎの数え方

うさぎの数え方は「1匹、2匹」?それとも「1頭、2頭」?残念、どちらも間違い。正しくは「1羽、2羽」と数えるんだ。でもどうして、鳥でもないのに羽で数えるんだろう。

その理由にはいくつかの説があるんだけど、ここでは有力な説をひとつ紹介するよ。

日本には、仏教の教えから動物を食べることを禁じた時代があったんだ。ただ、なぜか鳥類は食べてもよかったため、手に入りやすかったウサギを鳥だとこじつけて食べるため、「1羽、2羽」と数えたと言われているんだ。たしかに長い耳が鳥の羽のようではあるけど、ちょっと無理があるような気もするね。

ぎゃふんの語源由来

相手を言い負かしたいときに、「ぎゃふんと言わせてやる」という台詞を使うことがあるよね。この「ぎゃふん」という言葉、実際には口にする人はほとんどいないだろうし、不思議な言葉だよね。

「ぎゃふん」という言葉は、「ぎゃ」と「ふん」の二つに分けられる。「ぎゃ」というのは、「ぎゃー」「キャー」のように、驚いたときに出る声。「ふん」は「ふむ」や「うん」と同じで、肯定を表す言葉なんだって。驚きながらも、相手の言うことに肯定してしまう様子をあらわしているんだね。

銀行の語源由来

貯金や送金、ローンなど、お金に関する様々な業務を行う銀行。お金を扱うところなのに、どうして「銀」という字が使われているんだろう。

「銀行」という言葉が使われるようになったのは、明治10年頃。その頃日本では「銀本位制」と言って、通貨の基準を金ではなく銀としていたんだ。これは当時の中国にならってのことで、「銀行」という言葉ももともと中国の言葉なんだ。また、「きんこう」より「ぎんこう」の方が呼びやすかった、という理由もあるみたいだよ。

ちなみに中国では「行」という字には、「組合」「同業」といった意味があるんだって。

サランラップの名前の由来

食品の保存や調理に、キッチンにはなくてはならない存在のサランラップ。「ラップ」というのは英語で「包む」という意味だよね。では、「サラン」はどうやってつけられた名前か知ってる?

そもそもサランラップは、もともとは食品用に作られたものではないんだ。アメリカで、銃や弾丸を湿気から守るために開発されたものなんだって。

それを、製造元の二人の社員の奥さん、サラとアンが、ピクニックに行くときにレタスを包む包装材として使ったことがきっかけで、食品用にも販売されることになったんだ。そう、「サランラップ」の名前の由来は、この二人の奥さん「サラ」と「アン」にちなんだ名前なんだよ。

素敵

かわいいものや美しいものを見たときなどに、「素敵」という言葉を使うことがあるよね。でもこの「素敵」という言葉、言葉の意味とは裏腹に、「敵」という漢字が入っているのは不思議な感じがしない?

「すてき」という言葉自体の由来は、「素晴らしい」という言葉に、「決定的」などに使われる接尾語の「的」がついたものと考えられている。その証拠に、明治頃には「素的」という表記が使われていたんだ。これで、「素敵」の「素」の由来は分かったよね。

「敵」という漢字は、訓読みすると「かな(う)」とも読めるよね。「素晴らしすぎて敵わない」という意味から「敵」という漢字が使われたのでは、という考え方が一般的なんだ。

正露丸の語源

昔から腹痛に欠かせない薬と言えば、ラッパのマークの「正露丸」。あの独特のにおいは、印象に残っている人も多いんじゃないかな。

正露丸が生まれたのは、日露戦争の時のこと。前回の日清戦争で伝染病に苦しんだ日本軍は、伝染病対策として正露丸を開発したんだって。ロシア戦争のために開発したことから、その薬は「征露丸」と呼ばれたんだ。その後、「征露丸」という名前は国際社会上問題があるということで、「正露丸」という名前に変えて販売されるようになったんだよ。

ちなみにトレードマークのラッパは、当時の戦争で使われた進軍ラッパを意味しているんだって。

タメ口の語源

敬語を使わず、相手と友達のように話すことを「ため口」と言うよね。同い年をあらわす「ため」という言葉からきていることは想像できるけど、じゃあ「ため」の由来ってなんなんだろう。

「ため」というのはもともと、博打の世界で使われていた言葉で、「ぞろ目」を意味する言葉なんだって。この言葉が、1960年代に不良少年の間で「対等」「五分五分」といった意味で使われるようになり、それが一般的に使われるようになったときには「同級生」という意味に変化していたんだ。

「ため」や「ため口」という言葉には少し乱暴な漢字が感じられるけど、それは博打用語がもとになっているからなのかもしれないね。

ちんぷんかんぷんの語源

意味がまったく分からないときに「ちんぷんかんぷん」っていう言葉を使うよね。でもこの言葉自体が不思議な言葉で、まさに「ちんぷんかんぷん」なんじゃないかな。

「ちんぷんかんぷん」にはいくつかの由来があるんだけど、その一つが、中国人の名前に由来しているという説。日本人が、「陳分」という中国人の名前に、男と言う意味の「漢」をつけて作った言葉と言われているんだ。中国人の名前は日本人には読みにくく、「ちんぷんかんぷん」だったというわけなんだね。

もう一つは、中国の「チンプトンカンプトン」という言葉から来たという説。「チンプトン」は「聞いても分からない」、「カンプトン」は「見ても分からない」という意味なんだって。言葉の響きも意味も、日本の「ちんぷんかんぷん」にとっても良く似ているよね。

にっちもさっちもの語源

行き詰まってどうにもならないことを「にっちもさっちもいかない」と言うよね。この不思議な言葉には、どんな由来があるんだろう。

「にっちもさっちも」を漢字で書くと、「二進も三進も」となるんだ。「二進」「三進」はそろばん用語で、それぞれニで割り切れる事、三で割り切れる事を意味する言葉なんだって。つまり、「にっちもさっちもいかない」というのは、ニでも三でも割り切れない、どうにも計算が合わないという意味で使われていた言葉なんだ。それが徐々に広い意味で使われるようになり、現在のように「どうにもならない」という使われ方をするようになったらしいよ。

煩悩が108個の由来

人間には、108個の煩悩があるとされていて、除夜の鐘を108回つくのも、108個の煩悩を消すため、なんて言われているよね。でも108ってなんだか中途半端な数字だけど、どうして108個なんだろう。

これにはちゃんと理由があるんだ。人の感覚は、眼・耳・鼻・舌・身・意の六つでつかさどっていて、これを仏教では「六根」と呼んでいるんだ。その六根それぞれに、好(快)・悪(不快)・平(どちらでもない)の三つの感じ方がある。さらに、浄(きれい)・染(きたない)の二つに分かれ、それがさらに、現在・過去・未来の三つに分かれる。これらすべての組み合わせを計算すると、6×3×2×3=108になるというわけ。

108の煩悩の由来には他にも、「四苦八苦」という言葉に由来する、なんて説もあるんだ。4×9+8×9=108。これも面白い説だよね。

盛り塩

盛り塩と言うのは、塩を小さな山のような形に盛り、玄関先などに置くこと。日本料理の店先などで、見かけたことがある人も多いんじゃないかな。厄除やげんかつぎの効果があると言われている盛り塩だけど、その由来は意外にも人間くさいものなんだ。

それは古代の中国でのこと。皇帝が夜の相手となる女性を探すときに、街を羊の引く車で歩き回り、羊の行き着いた先の女性を相手として選んだんだって。それを知った胡貴嬪という女性が、羊の好物である竹の葉に塩水をかけたものを玄関先に置き、皇帝が自分の家にくるよう仕向けた、というのが盛り塩の由来と言われているんだ。

なんとも不純な由来だけど、日本の神事がもとになっているという説もあり、その真偽は定かではないんだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました