「国○○」シリーズ

「国○○」とは、その国のイメージや文化を代表する物であり、簡単に言えば「日本の花と言えばこれだよね?」ってなニュアンスで定められている物です。

ただ単に適当に定めているわけではなく・・・

「国民に愛されているか?」「日本を象徴しているか?」など、真剣に考えて決められています。

場合によっては国際的な場で必要になる事もあるようなので、いい加減に決めているわけではないようです。

国花:桜

日本といえば桜!桜といえば日本!

ちなみに、中国も桜だと主張しそうなもんですが、中国の国花は「牡丹(ぼたん)」だそうです。

確かに、中国っぽいかも!

国花の場合は、花だけに限らず農作物や樹木も対象となっており、よりその国を象徴する植物を優先して定められるようです。

さらに、1つだけというわけではなく、日本の場合は「菊」も国花として定められており、「桜」と「菊」の計2つが国花となっています。

国鳥:キジ

キジは古来より日本原産の鳥で、昔から食用として狩猟されていただけでなく、昔話の中でも出てくる程親しまれている鳥です。

旧1万円札の裏にも描かれていましたし、昔の掛け軸にもよく絵のモデルとして採用されています。

ちなみに、キジは人間には感知できない地震の「初期微動」を感知できるんです。

なので、人間よりも数秒はやく地震に気付けるんですね!

国菌:麹菌

麹は「味噌・醤油・みりん・米酢」など、和食にはなくてはならない存在です。

個人的には納豆菌かと思いましたが、もっと広い視野で見ると麹菌の方がより日本らしさを表していますね!

ユネスコ無形文化遺産にも登録された「和食」は、今や世界でも有名な食事のジャンルです。

その和食を支えているのが「麹」。

納得の国菌ですね。

国草:大麻

実は、日本にとって大麻は、なくてはならない大切な草だったんです。

かつては、赤ん坊が生まれると麻糸でへその緒を切り、麻のようにすくすくと育つようにと願いを込めて麻柄の着物を着せていたそうです。

また、「下駄の鼻緒・ふんどし・畳・からぶき屋根・紙・しめ縄・蚊帳」など、とにかく身近な生活の中で広く使われていました。

悪いイメージばかりの大麻ですが、日本の生活では必需品だったのですね。

国酒:日本酒

日本酒を国酒として呼ぼうと考えられたのは、今から30年ほど前からだそうです。

外交で訪れた中国で、中国を代表するお酒の「白酒」で乾杯した事が影響していると言われています。

当時は日本に訪れた外交官にはフランス料理を提供しており、もちろん飲み物もフランスのワインでした。

しかし、「せっかく日本に来てくれたんだから、もっと日本をアピールしなくては!」

との思いで日本酒を国酒と定め、国際的な場面で広く振舞われるようになったそうです。

今では「Sake」で世界に通じるほど認知度が高まっている

国石:水晶

確かに、パワーストーンとしてよく売られてはいますけど・・・あれって輸入品じゃないんですか?

実は、日本はかつて良質な水晶の産地として世界に名を馳せていました。

しかし、現在は殆ど枯れ果ててしまい、現在出回っている水晶のほとんどがブラジルより輸入した物です。

国劇:歌舞伎

国劇とは、その国特有の伝統的な演劇の事を指します。

日本の場合は「歌舞伎」の他に「能楽」も挙げられています。

古くからある日本の伝統ですよね!

ちなみに、中国は「京劇」と呼ばれる物が挙げられていますが、意外にもその歴史は浅く、約200年前の1790年頃に流行りだしたそうです。

日本の歌舞伎が最初に記録されているのが1603年なので、歌舞伎の歴史は400年以上あるわけですね!

中国は、文化大革命により古典劇の上演が禁止されるなど、常に現代を重視していたようで、このような伝統文化の衰退が激しいようです。

国果:柿

確かに、日本昔話でよく出てくるイメージですね!

さるかに合戦の話にも出てきます。

柿はビタミンが豊富で、1個食べれば一日に必要なビタミンCが採れるそうですよ!

肌にも疲労回復にもイイし、干し柿にすればさらに効果がアップ!

柿は、俳句の季語としても用いられており、日本に馴染み深い果物

国魚:錦鯉

鯉を愛でる事については、中国が始まりだと言われていますが、実際に錦鯉を育て始めたのは日本が最初だと考えられています。

ある一部の明るい色をした鯉を集めて養殖し、それを繰り返すことによって様々な色合いを持つ美しい鯉が生まれたそうです。

つまり、「錦鯉」とは「観賞用に養殖された変種」という事になります。

まあ、自然界であんなに目立つ色してたら、真っ先に食べられちゃいます

国蝶:オオムラサキ

オオムラサキが一番最初に確認されたのは日本の神奈川県なんだそうです。

その他にも、中国の一部や台湾などに生息していますが、日本ではほぼ全国で確認できる身近な蝶です。

アゲハ蝶より一回り小ぶりですが、「羽ばたくと音がする」とも言われており、実際に目にすると中々迫力があります。

羽は名前の通り、美しい紫色に白と黄色の斑点がある、奥ゆかしさを感じる柄です。

さながら、藍染の着物を纏っているように見えます。

1933年から既に日本の国蝶を決めようという動きがあり、実際に決まったのは1957年「日本昆虫学会」がオオムラサキと定めました。

その理由は、「郵政省が初めて記念切手で蝶を採用したから」です。

その時の蝶こそオオムラサキ!75円切手の柄として採用されたのが決め手となり、オオムラサキを国蝶にしたみたいですね!

相撲は国技

NHKでも相撲のことを日本の国技って言ってませんでしたっけ?

どういう事かといいますと・・・

そもそも国技は

「法令で定められており、国家機関によって優遇や特別な地位を与えられるもの」

「法令に定められていないもの」

の2つが存在し、カナダのアイスホッケーや韓国のテコンドーなどは、法令によって国技と定められている物です。

しかし、相撲や柔道、弓道、剣道は・・・法令で国技と定められていません。

つまり、我々国民が勝手に「国技だ」と言っているだけで、国は国技として認めてないという事です。

そんな・・・

ちなみに、アメリカのベースボールもアメリカンフットボールも法令で定められていません。

知らなかった・・・正式な国技は日本には無かったのか。

暗黙の了解?

1909年(明治42年)に相撲の初めての常設館が両国に完成し、3代尾車親方の大戸平廣吉が神事として行われていた相撲を「国技館」と名称を提案して、神事を放棄し国技を名乗り、命名委員会会長の板垣退助に了承を受けて命名され、6月2日の開館式で作家の江見水蔭が執筆した披露文に「相撲節は国技である。」と記された。この時点で、相撲は神事ではなく国技となった。

財団法人大日本相撲協会が財団法人日本相撲協会へ改称する際に、監督官庁の文部省へ提出した寄附行為の第3条で「この法人は、わが国固有の国技である相撲道を研究し……」と記し、昭和41年文部省令第6号で認可される。「国技」は「相撲道」を意味し、「大相撲」は法人が行う事業の一つ「力士の相撲競技の公開実施」である。

元露鵬(ろほう)と元白露山(はくろざん)が、大相撲力士大麻問題による解雇は他の競技に比して処分が重過ぎると主張して解雇無効と地位確認を求めた訴訟は、「国技たる相撲を他のスポーツと比較することは適切でない」として棄却された。

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