シートベルト

着用義務化の歴史

シートベルトが開発されたきっかけとして、1899年にイギリスのロンドンで、自動車事故により乗員2人が外に放り出され死亡したことがきっかけとなったといわれています。

日本では1969年にすべての新車に必ず運転席にシートベルトを取り付ける法律が発令されました。

1971年には高速自動車道・自動車専用道を走行するときは、運転席のシートベルトの着用が義務である法律が発令されましたが、一般道でのシートベルトの着用の義務はありませんでした。

後の、1984年には一般道でもシートベルトの着用の義務、着用しなかった場合の免許減点の罰則の法律が検討されました。

1985年には高速自動車道・自動車専用道で運転手はシートベルトを着用していなかったら免許の点数が減点1という法律ができました。

1987年には一般道で運転席と助手席同乗者が、高速道路で助手席同乗者がシートベルトを着用していなかったら免許の点数が減点1という法律ができました。

2005年には乗用車の運転席でシートベルトを閉めずに走り出すと警告音をだすように義務づけました。

2008年には、シートベルト着用の義務化がなされましたが、後部座席、妊婦を除いてのシートベルト着用の義務化でした。

平成20年6月から後部座席であっても一般道路に関わらず、 シートベルトの着用が義務付けられました。
違反した場合のことを述べると、
高速道路走行時:減点1点/反則金なし
一般道路走行時:口頭注意/反則金なし

(助手席、運転席は一般道路であっても減点1点)
となっています。

後部座席もシートベルト未着用でアラートが義務付けへ

前述したように、後部座席を含め全席でのシートベルトの着用が「義務付け」られています。しかし、義務化から8年が経過した2017年、後部座席のシートベルト着用率は36%にとどまっています。(警視庁)

この実態を受け、国土交通省は、自動車メーカーに対して「シートベルト未着用のまま、自動車を走行させようとした場合にアラートで警告する装置を設置するように」義務付けることとなりました。「後部座席のシートベルト未着用を警告するアラート」の設置義務付けは、2020年9月以降に新しく発売される乗用車および軽ワゴン車が対象となる見込みです。

後部座席のシートベルト免除

下記の国では後部座席は免除

中国、ドミニカ共和国、エジプト、インド、インドネシア、ヨルダン、クウェート、レバノン、マダガスカル、メキシコ、オマーン、パキスタン、スリランカ、タンザニア、、、、、

シートベルト着用義務なし

現在全世界でシートベルトの法的着用義務がない国は2か国のみ。

モナコ、シリア

着用ルール

シートベルトの着用について、道路交通法 第71条の3には次のようにあります。

自動車の運転者は、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定により当該自動車に備えなければならないこととされている座席ベルトを装着しないで自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため座席ベルトを装着することが療養上適当でない者が自動車を運転するとき、緊急自動車の運転者が当該緊急自動車を運転するとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。

要約すると、政令で定められたやむを得ない理由がない限りは、シートベルトを着用して運転しなければならないということです。それでは「やむを得ない理由」とはどのような場合を指すのでしょうか。

同法によると、やむを得ない理由は次の場合が該当するそうです。

  • ケガ・障害・妊娠などでシートベルトの着用ができない人
  • 著しく座高が高い、または低い人
  • 著しく太っている人
  • 自動車をバックさせる時
  • 緊急車両を運転する時
  • 郵便局員やゴミ収集など、頻繁に乗降する区間での業務中
  • 要人警護などで護衛されている、またはしている時
  • 選挙運動中の候補者、または運転者

※選挙への立候補には供託金が必要。
供託金の額と没収の基準は選挙によって異なり,衆議院議員総選挙では,供託金は 300万円で,候補者の得票がその選挙区の有効投票総数の 10分の1に達しないと没収される。

子供を乗せてシートベルトが足りない場合は?

12歳以下の子供は3人で大人2人分の乗車人数としてカウントされるので、子供が多く乗車する状況だとシートベルトが足りなくなる場合もあるでしょう。

上記のとおり、乗車人数に対してシートベルトが足りない場合には着用をせずに運転しても問題ありません。ただし、着用しなくてもよいのはあくまで足りない人数だけで、全員の着用義務が免除されるわけではないのでご注意ください。

車にシートベルトがない場合は?

1969年4月1日以前に国内で生産された普通自動車や、海外から輸入してきた車で、最初からシートベルトそのものが、設置されていない場合、これはシートベルト着用義務違反とはならず、違反点数も加点されません。

つまり、生産されたときにシートベルトがなかった車両については、シートベルトの着用義務が免除できるということです。

知らずに捕まる道路交通法

水たまり泥はね運転

道路交通法 第七十一条「運転者の遵守事項」には以下のように明記されています。

「ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること。」

つまり、ぬかるみや水たまりを通行するときは徐行する等して、汚水を飛散させて他人に迷惑かけてはならないとされています。ただし、道路に明らかな欠陥があった場合に限り道路を管理する行政に損害賠償請求できることもある。

反則金:普通車6,000円・中大型車7,000円
点数:無し

青信号を無視で信号無視になる?

信号無視は赤信号になっている場合に進入する事だけを指すわけではありません。黄色信号で突入したり、矢印信号とは異なる方向へ進んでも信号無視になります。

青信号は言わずもがな「進め」の合図ですが、これを無視して停止し続けた場合はどうなるのでしょうか。この場合は信号無視ではなく、駐車違反で交通違反となってしまいます。

と言うのも、交通ルールでは「交差点とその端から5メートル以内の場所に駐車してはならない」とあり、青信号で止まり続けることは駐車することに該当してしまうからです。

しかしこの様な場合は、警察に見つかる前に後続車のドライバーに怒られてしまうことでしょう。

サンダル・ハイヒール運転

都道府県ごとの公安委員会遵守事項にもよりますが、

東京都においては「木製サンダル、げた等運転操作に支障を及ぼすおそれのあるはき物をはいて車両等を運転しないこと。」
大阪府においては「げた又は運転を誤るおそれのあるスリッパ等を履いて、車両を運転しないこと。」とされています。

つまりハイヒール、厚底靴、下駄、スリッパなどは運転に適した靴ではないとされています。

※近年、クロックスはダメ、草履はOKと判例がでております。
理由はクロックスはかかとのホールドができてない、草履は底が柔らかく足全体にフィットするとの理由です。

反則金:普通車6,000円・中大型車7,000円
点数:無し

クラクションの乱用

道路交通法五十四条「警音器の使用等」には以下のように明記されています。

「車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。」

つまり.見通しの悪い交差点か曲がり角 や危険を防ぐためにやむ負えないとき 、警笛に関する道路標識がある区間、危険を防止する場合以外での使用は基本的に認められていないということです。

反則金:3,000円
点数:無し

追い付かれた車両の義務

道路交通法 第二十七条「他の車両に追いつかれた車両の義務」には以下のように明記されています。

「車両は、第二十二条第一項の規定に基づく政令で定める最高速度が高い車両に追いつかれたときは、その追いついた車両が当該車両の追越しを終わるまで速度を増してはならない。最高速度が同じであるか又は低い車両に追いつかれ、かつ、その追いついた車両の速度よりもおそい速度で引き続き進行しようとするときも、同様とする。」

つまり、追いこされるとき、追い越そうとしている車両の邪魔をしてはならない。ということです。速度を上げずに追い越されるのを待ちましょう。

反則金:普通車6,000円・中大型車7,000円
点数:1点

キーの車内放置・エンジンをかけたままでの放置

道路交通法 第七十一条「運転者の遵守事項」では以下のように明記されています。

「自動車又は原動機付自転車を離れるときは、その車両の装置に応じ、その車両が他人に無断で運転されることがないようにするため必要な措置を講ずること。」

車から離れる際に、第3者に運転されてしまうような状態を作ってはならないとされています。

反則金:6,000円
点数:無し

安全確認無しでのドア開け

道路交通法 第七十一条「運転者の遵守事項」では以下のように明記されています。

「安全を確認しないで、ドアを開き、又は車両等から降りないようにし、及びその車両等に乗車している他の者がこれらの行為により交通の危険を生じさせないようにするため必要な措置を講ずること。」

乗車時、降車時の確認無しでのドア開けは非常に危険です。同乗者にも注意喚起を行なうよう心がけましょう。

反則金:普通車6,000円・中大型車7,000円
点数:1点

運転席・助手席のヘッドレストを外す

道路運送車両の保安基準 第二十二条の四「頭部後傾抑止装置等」に以下のように明記されています。

「自動車のうち運転者席及びこれと並列の座席には、他の自動車の追突等による衝撃を受けた場合において、乗車人員の頭部の過度の後傾を有効に抑止し、
かつ、乗車人員の頭部等に傷害を与えるおそれの少ないものとして、構造等に関し告示で定める基準に適合する頭部後傾抑止装置を備えなければならない。
ただし、当該座席自体が当該装置と同等の性能を有するものであるときは、この限りでない。」

不正改造車とみなされるので、「不正改造車」というステッカーが貼られます。15日以内に違法改造箇所を直さなければなりません。なお違反点数や反則金はありません。

おもしろ交通規則

<1:デンマーク>
ドライバーは車を発進する前に
車の下に人がいないかチェックすること。

<2:アメリカカリフォルニア州>
時速100キロの車から飛び降りたら罰せられる。

<3:アメリカカリフォルニア州>
誰も乗っていない車を
時速96キロ以上で走らせるのは規則違反。

<4:アメリカカリフォルニア州>
カリフォルニア州及びテネシー州では、車から動物を射撃してはいけない。しかし、それが鯨ならば問題ない。

<5:アメリカニュージャージー州>
警察に車を止められても、警察官に向かって眉をひそめたり渋い顔をしてはいけない。

<6:アメリカカリフォルニア州>
ロサンゼルス郊外にあるハモサビーチでは、車からマルガリータをこぼしてはいけない。

<7:アメリカジョージア州>
ジョージア州のマリエッタ市では、運転中に車とバスから唾を吐くのは違法だが、トラックなら良い。

<8:キプロス共和国>
運転中は飲食は一切禁止されている。水もダメ。

<9:アメリカモンタナ州>
見張りなしで、羊を車中に残すのは規則違反。

<10:日本>
雨の日、運転中に歩行者に水たまりの水を跳ねてしまったら、普通車なら6000円の罰金が科せられる。

■フロリダ州

  • 道路にあるパーキングメータに象を繋いだ場合でも、お金を入れなくてはいけない
  • 事故で人をはねてしまった場合の罰金は約8,000円

象を連れて歩いてる人ってなかなかいない気がします。それにしても、人をはねた罰金が約8,000円とは、信じられないほど低額です。

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