土用の丑の日

ウナギがあらゆるメディアに登場。
1人でも多くの奥様にウナギを手に取ってもらえるよう、1人でも多くのお父さんたちにうな重を食べてもらえるよう、ウナギに関わる人たちが必死になるこの時期。

2019年は「7月27日土曜日」

土曜の牛の日

丑(うし)の日なのに、何で牛を食べないの?
平日の日もあるのに、何で土曜なの?
お子さんからこんな絶妙な質問を受けたことのある親御さんも、案外多いはず。

土用の丑の日の「土用」とは?

改めて、土用とは五行(※1)に由来する暦の雑節(※2)で、四立 (しりゅう) (立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつのことを指し、各土用の初日を「土用の入り」と呼び、最終日が「節分」に当たります。

土用は年に4回あるわけですが、ウナギ業者の頑張りのおかげか、土用と言えば「夏の土用」を指すことが一般的になっているようです。

つまり、夏の土用に当たる日付は、立秋(年により変動、8月7日または8月8日)の前日約18日間ですので、概ね、7月19日~8月7日前後ということになります。

※1「五行(ごぎょう)」

古代中国に由来する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説。

※2「雑節(ざっせつ)」

四立(しりゅう)などの二十四節気や五節句(「5月5日端午の節句」など)といった、季節の節目を表す暦日の他に、季節の移り変りを更に適確に把握するために設けられた暦日(れきじつ)のことで、「土用」の他、「節分」「彼岸」「八十八夜」など、全部で9つある。

土用の丑の日の「丑の日」とは?

辞書で「丑」を調べます(goo辞書使用)。

  1. 十二支の2番目。
  2. 方角の名。北から東へ30度の方角。北北東。
  3. 時刻の名。今の午前2時ごろ、およびその後の2時間、または午前2時前後の2時間。
  4. 1にあたる年や日。
  5. 陰暦12月の異称。

ご覧の通り「牛」は登場しません。「丑」の字自体には、本来「牛」の意味はありません。
ではなぜ、「丑」を「うし」と読むようになったのかを見てみます。

日本では、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)と言えば、12の動物(辰=龍は微妙)でお馴染みですが、十二支それぞれの文字の原意には諸説あるものの、正確には不明とされています。

そして、この古代中国で考案されたとされる十二支は、元来、年月日や時間、方角などを表す記号のようなものとして使われ、動物とは無関係だったようです。その後、十二支を覚えやすくする目的で、身近な動物を割り当てたという説が、有力説となっています。

少々、端折った説明になりましたが、「丑」を「うし」と読むようになった経緯は以上の通りです。

土用の丑の日はなぜ「うなぎ」?

土用の丑の日にうなぎを食べる習慣の由来については、これも諸説あるようですが、エレキテルで有名な幕末の学者、平賀源内が発案したという説が最も有名。こんな逸話です。

商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談に行った。源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、その鰻屋は大変繁盛した。

その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したという。丑の日と書かれた貼り紙が効力を奏した理由は諸説あり定かではないが、一説によれば「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という風習があったとされ、鰻以外には瓜、梅干、うどん、牛肉(うし)、馬肉(うま)などを食する習慣もあったようだが、今日においては殆ど見られない。

「本日丑の日」の貼紙。

「うなぎ」などどこにも書かれていない貼紙で大繁盛…。
それこそ、民衆が鰻屋に貼ってある「丑の日」を見て「うなぎの日」と勘違いしたのかも。

平賀源内に相談にいったのが鰻屋じゃなくて、そば屋だったら、今頃そば屋が書き入れ時になってたかもしれませんねー。

うなぎ雑学

うな丼とうな重の違い

用いる食器が重箱なら鰻重になる。鰻重には、鰻の肝の入った肝吸いが付く事が多い。ランチは割安な「うな丼」、ディナーは重箱に入れて割高な「うな重」と使い分けたりするお店もあるそうです。また、文字通り「鰻」「ご飯」「鰻」「ご飯」と交互に重ねて「うな重」とするお店もあるそう。

関東と関西のさばき方の違い

関東では江戸時代中期、「切腹」を連想する腹開きは縁起が悪いと嫌われたことから背開きをするようになったと言われています

関西では腹開きにするのは、商人文化の関西で「腹を割って話せるように」と腹開きにしたからだと言われています。

うなぎの刺身がないのは?

うなぎの血には「イクチオヘモトキシン」という毒素が含まれています。生で食べると呼吸困難や吐き気の症状が出るそうです。

しかし、「イクチオヘモトキシン」はたんぱく質性の毒なので、60℃以上で5分間加熱すると毒は消えて普通に食べられるようになります。

ちなみに、生でも血を完全に抜いて、お酢でしめれば刺身で食べることもできます。うなぎのお刺身を食べている地域も実際にあるそうです。うなぎを焼くと柔らかくなるのは、うなぎに多く含まれるコラーゲンが加熱することで水溶性のゼラチンへと変化するからだそうです。

うなぎの刺身は味がなくてゴムのような食感らしい

うなぎの蒲焼に山椒をかけるようになったのは?

大正07年愛知幡豆郡一色村にてうなぎ種苗養成が始まる。当時の餌は蚕のサナギを使用していたようだ。これがかなり臭かったらしく、うなぎに山椒も定着したとか。

山椒にはこの臭みを消す効果の他に、脂の多いうなぎの消化を助ける働きもあるそうです。

うなぎの寿命は80年以上

生殖活動を抑制すると、85年から90年程度の寿命があると言われている

産卵すると死んでしまううなぎは生殖活動を抑制するとかなり長生きするそう。確認されているうなぎの最高寿命は海外の水族館で80年だそうです。また、餌を一切食べない状態で1年10ヶ月も生きたうなぎがいるそうです。

画像

  1. 牛丼
  2. うな牛

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