赤飯

おついたちとは?

太陽太陰暦を含む太陰暦では、 朔(新月のことをいう)を月の始まる日 「1日」とします。

月の始まりは「月立ち(つきたち)が転じて 「ついたち」とよばれ、朔日は「ついたち」と訓読みし、「朔」だけでも「ついたち」と読むようになりました。

おついたちにお赤飯をいただく風習

おついたちには本来、元旦と同じくらいの思い入れがあり、今月もおついたちを迎えられたと言う喜びと、月の初めにこの1カ月うまく商売が出来るようにと願いを込める大切な日です。

おめでたいイメージのあるお赤飯ですが…

お祝い事やおめでたいことに赤飯が用いられるようになったのは、江戸時代の後期だといわれています。それより以前は、なんと赤飯は縁起の悪い凶事に食されていたというのです。
おめでたい席で赤飯が食べられるようになったきっかけは諸説ありますが、災いや邪気を赤色の力で祓うという意味のほか、悪いことを返して福とするという考えのもと、縁起直しをするという考えもあるようです。今でも、一部の地域ではお葬式の際に振舞われることもあるようです。

南天の葉の意味とは?

赤飯の上に乗っているあの葉っぱは、「南天(なんてん)の葉」なのですが、「なんてん」という名前が「難(なん)を転(てん)ずる」という意味につながることから、縁を担ぐ、縁起の良いものとして使われるようになりました。
また南天の葉に含まれる成分が、赤飯の熱と水分による腐敗を抑えるはたらきをする成分を作り出すため、見た目に美しいだけではなく、理にかなった活躍をしているのです。

赤飯を食べる特別な日

  • 元旦(1月1日)
  • 成人の日(1月第二月曜日)
  • 上巳の節句(3月3日)
  • 春のお彼岸(3月21日頃)
  • 端午の節句(5月5日)
  • お盆(8月13日~16日)
  • 敬老の日(9月第三月曜日)
  • 秋のお彼岸(9月23日頃)
  • 大晦日(12月31日)

赤飯を食べる特別な行事

  • 帯祝い
  • 出産祝い
  • 誕生祝
  • お食い初め
  • 七五三
  • 入学式・卒業式
  • 成人祝い
  • 就職祝い
  • 上棟式・新築・引っ越し祝い
  • 還暦祝い
  • 古希祝いなど…

なぜめでたい日に赤飯

作り方

  1. 米は、もち米のみを使い蒸し上げるのが正式だが、炊く場合は仕上りがべたつきやすい為、うるち米を1-2割混ぜる。
  2. 豆は事前に水に浸し吸水した後、下茹でしておく。
  3. 豆の色素が溶け出し赤く色のついた煮汁は冷まし、米を浸しておく事で、赤飯の色付けとする。
  4. なお、煮汁を冷ます際にひしゃくですくい、上から何度も落とすようにして空気に触れさせると、煮汁の成分が酸化されることで発色が良くなる。
  5. 鮮やかな色を出すために食紅が使われることもある(小豆やささげを使わずに、食紅のみで色付けをする場合もある)。
  6. 炊き上げた後、一般的に東北地方では砂糖、北海道では甘納豆を加える。

地域によって赤飯は違う!

北海道・青森・山梨・長野地方

北海道や山梨県には、甘納豆を赤飯に入れる風習がある。室町時代に甲斐国(山梨県)南部の人たちが移住した青森県の一部でも、この風習が残っている。小豆やささげなどの一般的な赤飯も現存するが、甘納豆(花豆、金時豆など)を用いる場合がある。甘納豆を用いる場合は赤色に着色されないため、食紅が用いられる。
甘納豆は、炊き(蒸し)上がった状態の赤飯に加えて混ぜたり、添えるのが通例である(豆を一緒に炊き(蒸し)上げた場合、豆が溶けるため)。出来上がったものには、紅しょうがをスライスまたは刻んだものが添えられ、胡麻塩がふりかけられる。

甘納豆赤飯のおにぎり

北海道の小売店・スーパーなどの惣菜コーナーでは、一般的な赤飯と一緒に販売されている。
また、コンビニでは、サンクスにて甘納豆赤飯のおにぎりが販売されている。

長野地方

長野県佐久盆地では、花豆を使用。

新潟県中越地方

新潟県中越地方の一部には、醤油赤飯と呼ばれるものが存在する。「赤飯」という名がついているが、一般的な赤飯のように赤くはなく、どちらかというと五目おこわのように茶色に近い。「醤油おこわ」とも呼ばれている。

関東地方

食味的には、小豆の方が上であるが、小豆は胴割れ(皮が破れること)しやすく、切腹を連想させるため縁起が悪いとされ、特に関東地方ではささげを用いることが多い。

落花生赤飯

千葉県の一部では、特産の落花生が用いられる。

さといもの赤飯

福井県大野市では、さといもをころ煮にして、もち米・小豆と一緒に蒸した「さといもの赤飯」が作られている。

徳島県鳴門市

徳島県鳴門市では、「ごま砂糖」をかけて食べる習慣がある。

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