鯛の名前の由来

鯛(タイ)の語源には諸説があります。その中でも有力な説とされているのは、「平らな形をしている魚だから「タイラナウオ」のタイを取って鯛(タイ)と呼ぶようになった」という説です。

その他にも七福神の一人である恵比寿様が持っている魚、ということで縁起の良い魚だから目出たい魚であり「メデタイ」のタイを取ったという説もあります。

鯛の漢字の由来

鯛は魚辺に周と書きます。この由来は、大きく3つあります。

  • 「鯛が日本の周囲の海ではどこでも獲ることができる魚だから魚偏に周となった」という説。
  • 「鯛が一年間を通じて獲ることができる魚だから「周年獲れる魚」で魚偏に周となった」という説。
  • 「周という漢字は、中国では平たいことを表す漢字だったため、平たい魚ということで魚偏に周となった」という説。

年齢の判別

真鯛の年齢は全長で判断します。なぜなら真鯛は生きた年数だけ大きくなるので、全長をそのまま年齢の目安にできるからです。目安としては以下をご参照ください。

年齢と大きさの関係

  • 全長10~15㎝…1歳~2歳
  • 全長20~30㎝…3~4歳
  • 全長40~70㎝…7~10歳
  • 全長100~120cm…20歳~

魚は一般に短命のものが多いのですが、真鯛は長命で、通常30年くらい、長生きするもので40年も生きるそうです。
老年の真鯛は体がいくぶん細くなり、顔つきも少し尖ってくるそうです。

鯛が「百魚の王」と呼ばれる理由

鯛が王様と呼ばれるのは、以下のような様々な要因が重なっている数少ない魚だからだと思います。

  • 七福神の一人である恵比寿様が持っている。
  • 「メデタイ」といった語呂合わせにも出来縁起が良い。
  • 形の良く味も良い。
  • 古代から邪気を払う色とされてきた赤色を持っている。
  • 40年生きることもある魚の中でも一際長寿の魚である。

日本の文化や風習と密接に関係しているので、日本以外でこの魚を王様と位置づけている国はない。

最初は鯉が王様だった。
鯛が「百魚の王」と呼ばれるようになったのは江戸時代に入ってからと考えられています。
江戸時代以前の室町時代までは、鯛ではなく鯉が魚の王と呼ばれていました。お祝い事や儀式でも鯛ではなく、鯉が用いられるケースが多かったようです。
江戸時代に入って鯛に変わった理由は、旧体制のしきたりを変えたかったことや、徳川家康が好物だったことなど諸説あります。

タイ科は性転換するお魚。

タイ科の魚は成長過程において性転換をする魚として知られます。
代表的なマダイは、4歳まで両性生殖腺を持ち、2歳頃にメス→オスと性転換を始めます。
そして成熟すると全体でオスとメスが半々くらいになるのです。

クロダイはオス→メスへの性転換
マダイはじめ、性転換する魚のほとんどがメス→オスのパターンなのですが、クロダイは雄性先熟によってオス→メスへと性転換する魚として知られます。
2~3歳時点で精巣が発達しているクロダイのオスは、4~5歳の時期になると卵巣が発達しメスに性転換するのです。
もちろんすべてのクロダイのオスが性転換するわけでなく、雌性ホルモンが多くなったオスのみ性転換します。

タイのオスとメスの見分け方
タイのオス/メスの判別は、さばいて中に真子(卵巣)があるのか白子(精巣)があるのかを調べれば簡単にわかるのですが、
外見の差はあまりないので、見ただけで判別するのは少々難しいです。
ただ春の時期になると、オスの方が黒みがかった赤色を、メスは桜のような鮮やかな赤色になるので、大分わかりやすくなります。

鯛の鯛

鯛の鯛(たいのたい)は、硬骨魚類の骨の一部で、姿が鯛に似た部位のことである。タイのタイ、鯛中鯛(たいちゅうのたい)とも呼ばれる。

鯛の鯛において目の役目をする肩甲骨の穴は、神経が通っていた穴である。

基本的にほとんどの硬骨魚(こうこつぎょ)に存在するが、胸鰭をよく動かす魚ほど、烏口骨の張り出しが大きくなり、逆にコバンザメのようにあまり鰭(ヒレ)を使わない魚では張り出しが小さい。また、ウツボのように胸鰭(ムナビレ)がほとんど使われない魚では、鯛の鯛は取れない。

鯛の中にあるもの、とりわけマダイのものが最も形が美しいのと、いずれの魚の場合もこの部分はその魚ではなく鯛に似るためか、どの硬骨魚のこの部分も「鯛の鯛」と称する。但し「鰯の鰯」、「ヒラメのヒラメ」のようにその魚の呼称を重ねて呼ぶ場合もある。

しかしその場合でも「鰯の鯛」、「ヒラメの鯛」などという呼び方はされない。

採取方法
採取する場合、魚に熱を通した方が身離れがよく採取しやすいが、焼くと身と骨がくっついてしまうことがあるため、煮付けにするのがよい。 また、肩甲骨と烏口骨の繋がりは非常に脆く、洗う際などには折れないように注意する必要がある。

骨格上、1匹の魚から左右一対の2個が取れる。

歴史
「鯛の鯛」は江戸時代の文献には既に「鯛中鯛(たいちゅうのたい)」の字が見られ、「めでたい鯛の中でさらにめでたい形である」とされ、縁起物として喜ばれていた。

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1枚目:鯛中鯛(たいちゅうのたい)
2枚目:アジからとれる鯛中鯛(たいちゅうのたい)(アジのアジとも言う)


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