エレベーター

エレベーター(米: Elevator, 英: Lift)は、人や荷物を載せて垂直または斜め・水平に移動させる装置である。昇降機(しょうこうき)ともいう。
日本語での名称は、「エレベーター」と表記されたり「エレベータ」と表記されたり、表記が一貫していない。しかし、JIS(日本工業規格)では「エレベータ」と表記している。

歴史

エレベーターは既に紀元前から存在し、古代ギリシアのアルキメデスがロープと滑車で操作するものを開発していた。ローマ時代に入ると、ローマ皇帝ネロは、宮殿内に設置した人力エレベーターを使用していたほか、コロッセオには剣闘士と戦う猛獣を闘技場のあるフロアまで運ぶ人力エレベーターが用意されていた。

中世ヨーロッパでも、滑車を用いた巻上機があり、一部で利用されていた。17世紀に入ると、釣り合いおもり(カウンターウェイト)を用いたものが発明された。

19世紀初頭には、水圧を利用したエレベーターがヨーロッパに登場し、工場などで実際に使用された。また1835年に蒸気機関を動力として利用したものが現れた。動力式エレベータは最初にイングランドで導入され、1840年代にはアメリカの工場やホテルでも導入が広がった。ただし、水力や蒸気機関を用いたエレベーターは、非常に速度が遅く、安全性の問題があった。

エレベーターの速度

45 (m/min)
駅及び公共施設、低層一般ビルのエレベーターに採用。

360 (m/min)
あべのハルカス、ミッドランドスクエア、泉ガーデンタワー屋外形展望エレベーターにて採用。

600 (m/min)
サンシャイン60、東京スカイツリーにて採用。速度は国内2位。海外では第2ロッテワールドタワー、高雄85ビル、上海ワールド・フィナンシャル・センター、ブルジュ・ハリファなどで採用。

750 (m/min)
横浜ランドマークタワーにて採用。前記の通り、速度は2019年現在も日本国内最速、下りは現在も世界最速。

1,010 台北101にて採用。下りは600m/min。
1,080 上海中心にて採用。下りは600m/min。
1,200 CTF金融センターに採用。下りは600m/min。
1,230 上海中心にて採用。上りは世界最速。下りは600m/min。

最大乗車人数

60名定員
あべのハルカスのシャトルエレベーター。
80名定員
梅田阪急ビルのシャトルエレベーターやゴンドラエレベーターなどで採用。
90名定員
住友不動産六本木グランドタワーの大型シャトルエレベーター。
124名定員
東京科学技術館の業務用エレベーター。海自護衛艦や日本に配備された米空母・強襲揚陸艦装備を除き、日本国内で一番大きな乗用・人荷用エレベーター。

エレベーター雑学

キャンセルの方法はメーカーによって違う!

三菱のエレベーター
キャンセルしたい「階数ボタン」をダブルクリック
キャンセルしたい「階数ボタン」を押し続ける

フジテックのエレベーター
キャンセルしたい「階数ボタン」を5連打

OTISのエレベーター
キャンセルしたい「階数ボタン」をダブルクリック
扉が開いているときに「開ボタン」を押したままキャンセルしたい「階数ボタン」をダブルクリック

松下のエレベーター
キャンセルしたい「階数ボタン」をダブルクリック

東芝のエレベーター
キャンセルしたい「階数ボタン」をダブルクリック
キャンセルしたい「階数ボタン」を押し続ける(3~5秒)

日立のエレベーター
キャンセルしたい「階数ボタン」を押し続ける

鏡が付いている理由

車椅子の方がバックしてエレベーターから降りるためのものです。多くの場合、車椅子は前進して乗り込み、後退して降りる

車椅子用と一般人用のボタンの違い

車椅子用のボタンは押しやすいように低い位置に有るだけじゃない!

扉が閉まるまでの時間が長くなります。また、開閉速度自体が遅くなるものもある。

エレベーターが複数台設置されている場合、片方のかごにしか車いす運転盤がない場合があります。この場合は車いす運転盤の付いたかごを優先的に呼びます。

落下した場合の生存方法w

衝突するときにジャンプする!

衝突するときに通常のエレベーターは外の様子がわかりませんので、衝突時にジャンプすることは不可能です。
透明なエレベーターで外が見える場合、できそうに見えますが猛スピードで落下するエレベーターの中は重量が数倍になるために、ジャンプすることは難しいと思います。

もしジャンプに成功したとしても、それによって抑えられる落下速度は秒速3メートルほどにしかなりません。

まっすぐ立ったまま!

垂直に立ったままの体には衝突時には、体重の10倍もの衝撃が加わります。
過去の実験結果では人間に近いダミー人形がバラバラとなった実験結果になりました。

横になる(床に水平になる)

一番生還する確率が高い方法だと考えられています。

理由は地面に衝突したときの衝撃が体全体に分散されるため、特定の箇所のみに衝撃が加わることを避けられるからです。

寝そべる場所は端っこではなく中央で、手足を広げ仰向けに寝るのが一番良いそうです。

その状態で手荷物を頭の下と上に置ければ生還率がさらに高くなると言われています。

エレベーターのロープが切れる可能性について

現在日本で使用されているエレベーターは、そのほとんどがロープ式となっています。

そもそも、エレベーター自体の平均寿命は約17年とされていますが、エレベーターのロープの寿命は平均して10年ほどとされています。

もちろん、環境によって劣化具合は異なりますが、きちんと定期的な点検や交換作業が行われているならば、まず安心と考えて良いでしょう。

しかしながら、エレベーターのロープが切れる可能性については、残念ながら十分にあり得ることです。

日本においては、ロープが切れたことによる大規模な事故や、死亡事故は近年ではありませんが、中国やトルコでは悲惨な死亡事故が起こっています。

もしもロープが切れてしまったら…?

ちょっとやそっとのことでは切れない設計がなされているエレベーターのロープですが、もしもそれらが切れてしまったとしたら、「タワー・オブ・テラー」並みに地階へと真っ逆さまに落ちてしまうのでしょうか?

実は予想に反し、たった1本のロープだけがエレベーターに繋がっている状態で、他のロープが全て切れてしまった場合においても、満員状態のエレベーターを稼動させることは可能です。

また、もしも全てのロープが切れてしまった場合においても、エレベーターの非常止め装置が作動してエレベーターのカゴをロックし停止させます。

低速のエレベーターであれば、ロープ切断時にすぐに非常止め装置のロックが作動しますが、毎分45mを越える高速エレベーターの場合では、速度を減速した後にロックがかかり停止する作りになっています。

そのため、高速スピードで地上に向けて落下するということは、まずあり得ないはずであると言えるでしょう。

仮にロックが全く効かずに、エレベーターのカゴが地上に下降し始めたとしても、天井と床面への衝撃を和らげるための衝撃緩衝器が設置されています。

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