みかんの雑学

温州みかんの「温州」って何?

日本人がよく口にする、代表的なみかんの正式名称は『温州(うんしゅう)みかん』と言います。

“温州”と書いて“うんしゅう”と読みます。中国の有名なみかんの産地「温州府」にあやかって付けられた名前です。

このみかんは、浙江省の温州が柑橘産地であることも手伝ってか、中国原産と思われがち。しかし実際は、鹿児島県の長島地域が発祥の地だといわれています。

「熊本みかん」「愛媛みかん」「有田みかん」「静岡みかん」など日本でおなじみのみかんはすべて温州みかんから出来ている。


みかんの剥き方

画像あり

有田みかんで有名なみかんの名産地和歌山ではスタンダードといわれる、驚くほど素早くむける「和歌山むき」はご存じでしょうか。

みかんを剥くのにかかる時間が普通の剥き方の半分以下。
また、普通に剥くよりも白い繊維が付かず、剥いた後に繊維をとる作業もほとんど必要がありません。


白い繊維のお話

画像2

みかんの白いスジは、アルベドという名の内果肉。 ここに、実はみかんの果肉部分に比べてはるかに高い栄養素が含まれています。 食物繊維ビタミンP、特に、みかん由来のポリフェノールであるへスぺリジンもここに含まれています。

ビタミンP
毛細血管浸透性因子と呼ばれ、フラボノイドとも呼ばれます。
フラボノイドは、柑橘類に多く含まれていて、黄色やオレンジの色をつけている物質です。 ビタミンCの働きや吸収を助けます。

ヘスペリジン
毛細血管を強化し、血管透過性を抑える働きや、抗アレルギー作用、血圧降下作用、血清脂質改善作用、抗酸化作用、発がん抑制作用等を示す。

植物繊維
脂質異常症予防、便秘予防、肥満予防、糖尿病予防、脂質代謝を調節して動脈硬化の予防、大腸癌の予防、その他腸内細菌によるビタミンB群の合成、食品中の毒性物質の排除促進等が確認された。


みかんを食べすぎると黄色くなる!

画像3

みかんをたくさん食べていると、指先や手のひらが黄色くなってしまった…なんて経験はありませんか。

実はこの現象には「柑皮症(かんぴしょう)」というれっきとした病名がついています。
柑皮症(かんぴしょう)とは、β-クリプトキサンチンやβ-カロテンといったカロテノイド色素の過剰な摂取で皮膚が黄色くなることをいう。

柑皮症の症状は皮膚が黄色くなる意外に特に炎症はみられないので治療の必要も特にありません。ただし、手のひら以外に足の裏、鼻の脇、そして全身が黄色くなることもあり、本人が見た目を気にする場合は問題かもしれません。

柑皮症になっても肌の色が変わるくらいで困ることはありませんが、みかんの適量は1日2〜3個程度であることは覚えておきましょう。


鏡餅にみかんをのせる意味は?

画像4

鏡餅の乗っているみかんは橙(だいだい)というモノの代わりに飾られています。
「橙(だいだい)」が「代々(だいだい)」と同じ読みなので「代々家が絶えず繁盛するように」という願いを込められています。
また、橙には種があるため、「子孫繁栄」の意味も込められているのだとか。

鏡餅にみかんが乗せられることもあるが、ダイダイでなければ「代々」といった意味が無く、ただの飾りとなってしまう。
ほんとはみかんじゃダメなんですね…。


みかんの皮の活用法

画像5

みかんの皮を水で煮出して、その煮汁を魚焼きグリルに入れて魚を焼くと、焼き魚のにおいが軽減できます。また、魚料理を作った鍋などには、魚のにおいがついてしまいますが、みかんの皮と水を入れて一煮立ちさせると、鍋のにおいをとることができます

ミカンの皮に含まれる油はシンナー並みの溶剤となるので、冷蔵庫の取っ手などに付いた手あかをミカンの皮でこするときれいに取れます。

外の皮は日に干すと香りが良くなります。風呂の香りにもいいですが、煎じてはちみつなどで甘みを付けると美味しいお茶になります。

みかんの皮は乾燥させると、陳皮という漢方薬になります。
これもまた様々な活用法があります。


みかんを甘くしよう

みかんを揉む

「甘くなる」というより、酸っぱさ(酸味)が少なくなることで、甘く感じる、というのが正解。みかんに衝撃をあたえると、みかん自身がキズを修復するため、すっぱい成分であるクエン酸を修復にあてて消費するので、甘く感じるようになります。
ただし、これは食べる直前にやらないと、衝撃を受けたみかんは腐りやすくなるので、食べる直前に揉んだり、ポンポンと両手でやさしくキャッチボールするといいかも。

みかんに日光浴させる

① みかんをビニール袋に入れて口を縛る。 
② それを、2~3日日光浴をさせる。 
③ 食べる前に1時間ほど冷蔵庫で冷やす。
みかんをビニールに入れると温度が上がり呼吸が盛んになります。 
呼吸が盛んになると酸が減り、同じ糖度でも甘く感じるようになるんです。 
また、果糖は冷やした方が甘みを感じやすくなるので、冷蔵庫で冷やすとさらに甘く感じるようになります。

みかんを温める

みかんを40℃のお湯の中に約10分間浸けて食べると甘くなります。 
もう一つ荒業を。みかんの皮に切れ目を入れて、電子レンジで約30秒加熱、冷まして食べるとこれまた、甘くなります。
電子レンジを利用してみかんに運動をさせ、酸を減少させたのです。


みかんは英語で?

英語で温州ミカンは“satsuma orange(サツマ オレンジ)”

なんとみかんの英語は “Satsuma orange” と言うのだそうです。
日本では中国の地名「温州」が付けられていて、海外では日本の地名「薩摩」が付いているのは何とも面白いですね。

明治の初め、1866年から1869年まで在日アメリカ公司を務めていたロバート・ヴァン・ヴォールクンバーグが温州みかんを食べその美味しさに感動し、薩摩で苗を買って本国アメリカへ送ったので、“satsuma”と呼ばれるようになったそうです。


みかんダイエット

みかんダイエットとは、みかんを食べるだけのダイエット方法です。
すぐに効果が現れるダイエット方法ではないものの、食事制限も運動もしなくてよいため、ストレスに悩まされることなく、長い期間継続しやすいダイエット方法と言えます。
みかんダイエットの正しいやり方は、毎食前(一日3食の食前)にみかんを1個食べます。

みかんはデザートとして食べる方も多いことから、食後に食べるイメージが強いと思いますが、みかんダイエットの場合は食前に食べることが大切です。

また、その際にみかんの内皮についた白い筋は取り除かないようにして下さい。

なぜなら、この白い筋にはダイエットに有効な成分が多く含まれているからです。

①クエン酸
クエン酸は、みかんを含む柑橘系に含まれる酸味成分です
クエン酸には、体内の糖質を素早く分解することでエネルギーを生み出す働きがあるため、ダイエット効果はもちろん、疲労回復も期待できます。

②ペクチン
水溶性食物繊維の一種であるペクチンには、食べ物の消化を行う酵素の働きを助ける作用があり、脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
また、水溶性食物繊維は水分を含んで膨れるため満腹を感じやすく、腸内環境を整えてお通じの改善に効果があると言われています。

③不溶性食物繊維
みかんには、不溶性食物繊維も多く含まれています。
不溶性食物繊維は水に溶けない性質で、老廃物を吸着して体外で排出する効果に優れています。

④ビタミンC
みかんは昔から「風邪などを予防する」と言われていますが、これはみかんに多く含まれるビタミンCに、皮膚や粘膜の保護や修正をする働きがあるからだと言われています。
しかし、ビタミンCの働きはそれだけではありません。
ビタミンCには抗酸化作用があり、これによって血管を強くして血流を促進することから、新陳代謝がアップして痩せやすい体を作る効果があると言われています。

⑤シネフリン
みかんなどの柑橘類に含まれる成分であるシネフリンには、脂肪の分解作用があるリパーゼという酵素の分泌を高める作用や、脂肪燃焼の効率を上げる働きがあると言われています。

使用素材写真



コメント

タイトルとURLをコピーしました